女神たち

SHOWROOMの配信者さんにお薦めいただいて

読んだ前作がなかなか面白くて　次もって思ったけど

なにしろ　読みたい本のリストが

どう考えても死ぬまでに読めないだろうという量を越えているので

放置してしまっていたのですが・・・

家にあった古い小学館のＰＲ誌「qui-la-la」に　著者の内藤了氏が

本書について受けたインタビュー記事が掲載されていて

事前情報には触れない主義なので　インタビューの中身は読みませんでしたが

なんか運命感じて（大袈裟ですけど）２ヶ月ぶりに読みました


そして読み始めてすぐに気付いてしまいました

私　おバカだけど純情な登場人物の女子大生ペコちゃんが好きなんだという事実に（笑）

もちろん　ミステリアスなフロイト教授も　親近感もてるヲタ森君も

わかりやすいキャラ設定で　２ヶ月経過しても私の記憶の中で生きてました

内藤了氏のほかの作品は未読だけど　人物設定は巧みなんでしょうね

読後に読んだ件のインタビューによれば　本書で初登場の強烈なキャラのあの人物も

なんかシリーズに参入するようで　これまたペコちゃんとの掛け合いが楽しみですな


今回も　夢の研究と　著者おとくいの猟奇的な殺人事件が描かれますが

何か書けばネタバレになりそうなので　事件や推理のことは触れませんが

数々のヒットシリーズをものにしてきた内藤了氏ですから

今回も手堅く纏め上げられていて　ラストシーンでは手に汗握っちゃいました

ただし　このボリュームの一冊ですから　ミステリー好きな読者には

伏線があざとくてわかりやすく　先の展開もある程度予想できるかなという感じではあります

でもそれは　読み易さと表裏一体であるかもです


ところで　もしこのシリーズをドラマ化するなら

ペコちゃんには　小柴風化さんがいいかもと　昨日の「ぐるナイ」見ながら感じていました

蛇足ですが


『夢探偵フロイトーてるてる坊主殺人事件ー』

　著　者　内藤了

　発行所　小学館　小学館文庫 Ｃな２

　初　版　2018年11月11日

　目　次

　　プロローグ
　　１　ロリィタ服でティシュを配る
　　２　夢科学研究所にスポンサーがつく
　　３　睡眠実験で起きた奇妙なこと
　　４　てるてる坊主殺人事件
　　５　あかね悪夢に感染する
　　６　悪夢の正体
　　７　フィールドワーク
　　８　殺人鬼・髪切り魔
　　９　十五年前に起きたこと
　　10　ロリィタの夕べ
　　エピローグ