女神たち

先日読んだ『職業としての地下アイドル』の著者である姫乃たまさんをネットで調べてたら

このドラマの地下アイドルの監修に参加されたと知り

（まさか出演までされてるとは知りませんでしたが）

幸い　私の「録画したまま放置コレクション」にあったので鑑賞しました



アイドル好きとしては　アイドルがどのように描かれてるのか興味津々で見始めましたが

いきなり警察の取調室で　桜井ユキさんが取調べを受けているシーン

アイドルをめぐる　サイコな物語？　桜井ユキさんがサイコキラー!?　と驚異的なオープニング

そして桜井ユキさん演じる遠藤愛が　刑事に対して語り始めたのは･･･













リア充ライフを満喫していたはずのＯＬ遠藤愛が　恋人にふられたことがきっかけで

アイドルグループ「サニーサイドアップ」の栗本ハナに出会い

最初は反発したものの　やがてドルオタとなっていった経緯を語り始めたのです

ハナを演じているのは　白石聖さん　問題を抱えたアイドルを好演されていますね



愛がはじめて見た　ライブの様子は

数回だけですが私が行った地下アイドルのライブを思い出させる　よくできたものでした

ただし　登場した「サニーサイドアップ」はメンバー全員のレベルが高すぎて

こんな地下アイドルありえへんやろと突込みたくなりましたよ

さすが　ＮＨＫさんがリキいれて　オーディションまでしただけありますね



そんな「サニサイ」のリーダー花梨ちゃんを演じるのが

私の大好きな女優さん　松田るかさん　こんなに歌って踊れるなんて驚きでした



しおりんを演じるのは　松川星さん　はじめて意識しました



アナウンサー志望の凛さまを演じるのは　田中珠里さん

彼女も初めて意識しましたが　たしかにクールビューティですね



のりたまを演じるのが　グラビアアイドルでもある天木じゅんさん

彼女は　グラビア方面で存じ上げていました









そんな「サニサイ」を推す愛でしたが

ドラマは　地下アイドルの過酷な現状や

そんなアイドルを応援する　オタもいかに経済的な負担をになっているかを

結構シビアに描き出します

愛もハナとの関係がギクシャクしたりして　悩みつつも彼女達の姿に自分の姿を重ね合わせ

やっぱり　お互いの存在を否定できずに　ハナを推し続けます

このあたりの描写は　私も少しは理解できるので　心にずっしり染み込むものがありました

そんな愛を演じきった桜井ユキさん　素敵でした





そして　ラストに向かってハナに危機がせまります

ストーカーと化したハナ推しの瓜田の魔の手が･･･

それが　愛が事情聴取を受けていることに繋がっているのですが･･･



そして　本筋ではありませんが　このドラマ　

愛と愛をオバハンと呼ぶオタクリーダーの小豆さんとの

ラブストーリーだったのかもしれませんね

そんなふたりの関係に気付いているらしい　花梨ちゃんも　いじらしかったです


『だから私は推しました』

　脚　本　森下佳子

　製　作　ＮＨＫ大阪放送局