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スイスはしばらく雨天続きの肌寒い日々だったが、一昨日からいきなりカ~ッ!!と太陽サンサン。暑くて日中は外へ出られません。
●ルイ:どんぐり倶楽部 ![]() なふだっち、の左手にはどんぐり8個、とのことで前もってなふだっちの左手を大きく描いていたのにはビックリ。絵を描きながらどっちが右か左か、自分の体をねじって確かめていた。 両方とも20分位かけて楽しそうにお絵かきしながらやっていた。 ●レイナ:どんぐり倶楽部 タレパンダの問題も絵を描いて回答。スイスではパンダがあまり有名ではないので、パンダのイラストや縫ぐるみは見たことがありません。レイナのパンダは「猫みた~い」、と弟クンにツッコまれてました(笑)。 兄弟アリンコの問題では、最初3cmを実寸で書いていて、細かすぎて2mm多く書いてしまい不正解。ビッグライト(ドラえもん?)で拡大して書き直し、今度は正解。30分ぐらい色々考えてました。 丁度、秋に日本に行くために地図を色々見ていて、縮小や拡大の話をしていたところで、実寸では不便だから、拡大や縮小が使われている、と。縮小の例は地図や設計図など、拡大は細菌やウィルスなど実例を色々挙げて長さや大きさの単位をついでに学ぶ。 ![]() ●百ます計算で思考力や知能が伸びる可能性、なんて言っちゃっていいんでしょうか・・・ 日経新聞、6月14日の記事ですが、ちょっとビックリした。 ![]() データ的に、百ます計算だけしたグループ、しなかったグループでの比較ならまだしも、早寝早起き+百ます計算なので、「つまり、百ます計算で思考力が伸びるという可能性を示したのだ」と断言するのはどうだろうか。 例えば医薬品開発だと、「高血圧の新薬Aを服用。同時に早寝早起き、朝ごはん、運動、禁酒禁煙、規則正しい生活。→で、新薬Aは効く!」と言っちゃってるようなモンでしょ。データの信頼性薄いですよねぇ。このデータじゃ厚生省の認可下りません(笑)。 子供に早寝早起き、朝ごはんの方が学力向上に効いてるんじゃないのかねぇ。夜更かしして朝ご飯も食べずにボ~、じゃ授業に集中できませんね。それを改善すれば学力(ここでは知能指数)がUPするのは当然じゃないでしょうか。それを百ます計算のおかげ、ってデータ的に正確とは言えませんねぇ・・・。 あと、現場で子供たちの学力低下になす術もなく立ちすくんでいる先生の前に「カリスマ」の陰山先生が、だまされたと思ってついてこい!なんて力強く言われたら、悩める先生方もプチ洗脳されて(爆)、先生自体の全般的なヤル気も上がり、それに加え早寝早起き朝ごはんで子供たちの生活も改善され、その結果、クラスの学力(知能)が上がる、といいうことじゃないかなぁ、と思う。 それをすべて「百ます計算」のおかげ、と取れるこの記事の内容、ちょっとトンデモ・・・(笑)。この記事を鵜呑みにして、百ます計算を張り切る親や先生が登場しちゃうと思うとなんだねぇ~と思います。 最後に物理学者も引っ張り出してきて、まるで物理学者のような創造性のある学者になるためには百ます計算だ、みたいな示唆をするのはどうかいな・・・。 夫も物理学者(素粒子理論、計算物理学)だが、以前百ます計算を見せたら「ジカンノムダデショ~、アタマツカワナイヨ。コレ、ゲーム?」(爆爆)。で、計算の練習は必要だが、こんなにいっぱい計算やる必要は全くない、算数(数学)は”考える力”だ、とか。スイスじゃこんな計算ばっかやりません。答が間違っていても、どのように考えたかが評価されるとか。 現場でどうしていいか分からないので、手っ取り早く導入できて、ノウハウもいらない「カリスマの教えの”読み書き、百ます”メソッド」に頼ちゃうのも分かるが、多くの日本の教育者の方々ももっと声を上げていただきたいです。 百ます計算と上のどんぐり問題の回答を見て、どちらが思考力に繋がるか是非お考え下さい。 今日のところはこの辺で~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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