北朝鮮の公式メディアが口蹄疫発生を伝えた。
昨年末に 平壌で発生し、 黄海北道 、 江原道など8道に拡大。
全国で牛と豚計約1万頭に感染し、数千頭が死んだ。
政府は 金洛姫副首相を委員長とする国家獣医非常防疫委員会を設置。
拡大防止のため、住民の移動制限や消毒作業などの措置を取っている。
北朝鮮で口蹄疫、国際機関に緊急救護を要請しているとか。
北朝鮮が国連食糧農業機関に口蹄疫の発生を伝え、緊急救護支援を要請したという。
米政府系放送局のラジオ自由アジアA)が10日、国連関係者の言葉として報じた。
ただこの関係者は、どの地域で発生したのかや感染した牛や豚の数など具体的な被害状況については言及していない。
RFAは、北朝鮮の支援要請に迅速に対応するため、FAOが準備に入ったと伝えた。
FAOは適切な時期に獣医専門家らを北朝鮮に派遣し、口蹄疫の拡散を防ぐ方針だという。
昨年末から外信などが北朝鮮での口蹄疫発生の可能性を報じてきたが、これまで北朝鮮当局が国際機関に発生を通知したことはなく、推測だけが飛び交っていた。
RFAは、北朝鮮では2007年の口蹄疫発生で牛や豚3000頭余りが殺処分され、2008年にも100件以上の口蹄疫が発生したと伝えている。