![]() https://www.facebook.com/photo?fbid=7440866892656658&set=a.154145194662234 【地球文明の興亡】 10.感性の文明 ゴンドワナ文明は、封印していた霊能力を解放することにより、神の子として本来持っている力に気づかせる試みでした。それは、ある程度成功したと考えられていました。九次元霊たちは、次の文明をどうするか、話し合っています。誰が言い出したわけでもないのですが、「そろそろ芸術を主体とした文明を興してみようじゃないか」ということになりました。オリオンから移住後すでに二億七千万年近く経っています。九次元霊界で「感性の面から神に近づく文明を興そう」ということが決定されました。 マヌとゼウスのふたりが担当して、感性の文明を興すことになりました。彼らは出身惑星が異なりますが、ともに専門分野が芸術ということもあり、とても仲がいいのでした。九次元十人の中では、自由をこよなく愛するタイプであるところもふたりは似ていました。マヌは、それまで自分が中心となって文明を担当したことがありませんでした。「いよいよこのときが来たか。このときが来ることをどれほど待っておったことか」と意気込んでいます。 ゼウスとマヌは、どのような文明にするか、議論を重ねました。お互いの芸術論を熱く語り合うこともしばしばでした。もともと「神こそ最大のアーティストである」というのは、九次元霊の間では常識でした。それは、マヌがよく口にする言葉でもあります。そして、「神がつくった動物も、植物も、あらゆるものが美しいではありませんか。誰にも見られることのない深海の魚の一匹にも、神は造形の美を込められているのです」と続けます。「深く神理を理解し、霊性を開発してこそ本来の芸術となるのです。技術は必要ですが、技術だけを極めてもだめなのです」というのがマヌの持論でした。 マヌが地球に来てからずっと気になっていたことがあります。それは、人間の身体に尾が生えているということでした。ベーエルダでも、さらに地球でそれまで生まれたすべての人間にも、実は尾が生えていたのでした。マヌの美的感覚からすると、尾が生えた人間の姿は受け入れがたいものでした。そのことをなかなか言い出せないマヌだったのです。 「自分が担当するこの文明では、人間たちから尾を取り除きたい」と、マヌはゼウスに打ち明けました。ゼウスは、「あまり深く考えたことはなかったが、そのほうがいいかもしれない」と同意しました。ゼウスの母星でも人間たちには尾が生えていました。ゼウスにとって、人間に尾があるのは当然のことだったのです。結局、他の九次元霊たちの承諾を得て、人間の身体から尾を取り除くことが決定されました。 ゴンドワナの人間たちの第三の目を封じたように、思念を集中させることにより、生まれる人間たちの尾は次第に短くなり、ついには尾のない人間が生まれるようになりました。なごりとしての尾骨は残っていますが、その後地球人の身体には尾が生えなくなったのでした。 『ガイア黎明 生きて意識ある地球はこうして生まれた』より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年05月21日 07時05分02秒
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