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カテゴリ:航空マイレージ、旅行
続いて、大和ミュージアムの資料館についてです。
戦艦大和の技術上の説明です。 舷側は厚さ41センチ、甲板は厚さ23センチ、 砲塔は65センチもの鉄板で覆われていたそうです。 多くの防水区画が設けれれており、 砲弾を受けて水が入ってきても被害を最小限に 留めるように綿密に設計されていたそうです。 冷暖房完備、エレベータも備えており、 別名「大和ホテル」と言われていたそうです。 設計図です。非常に貴重だそうです。 機関の諸元表でしょうか。 出力150000馬力です。まさに桁外れです。 主砲の加工の為ワグナー旋盤をドイツから輸入したそうです。 精密加工は輸入工作機械に頼らざるを得なかったのでしょう。 この写真はエンジンのクランクシャフトの加工でしょうか。 ちなみに大和の機関は蒸気タービンで ディーゼルエンジンでは無いです。 造船ドック全体を屋根で覆って 極秘に建造されていたようです。 進水式も極秘に行われたのです。 主砲を搭載する所です。 1000t以上の主砲を360度スムーズに回転させ、 発射の際の耐衝撃性、耐熱性等を満たす設計は 困難を極めたのではないでしょうか? また、超短期で設計を終えなければならず、 設計した人は大変だっただろうなと思いました。 他には、連合艦隊司令長官山本五十六の乗っていた 機体の一部の展示も有りました。 国家予算の3%という巨額を使って建造された 戦艦大和ですがあまり活躍する機会が無かったようです。 戦争末期には、東南アジア方面からの物資の補給路を絶たれ 燃料となる重油の国内在庫が無くなり、 ほとんど浮き桟橋状態だったようです。 最後は沖縄特攻として沖縄に向かう途中 米艦載機386機の攻撃を受け、爆弾6発・魚雷10本が命中し、 午後2時23分、九州坊ノ岬沖90海里付近において沈没しました。 航空戦が主流となりつつある中、時代遅れの巨大戦艦 ということで、無駄の象徴のように言われていましたが、 戦時中に培われた高いレベルの造船技術は、 戦後10年で世界に誇る造船大国にのし上がった原動力 となり、決して無駄になっていなかったのです。 これで旅行記は終わりです。 次は海外旅行記でも書こうかなと思います。 ポチッとお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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