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カテゴリ:哲学・認識論
世界は、色々な世界が重なりあってできています。
1つの世界がドンとあるわけではありません。 ---------- 虫の鳴き声は、人間に聞こえます。 それは、虫の世界と、人間の世界が重なるためです。 木々のざわめきが聞こえますが、 それは、風の声が一部分だけ聞こえているにすぎません。 見えない星は、人間が見えない光で輝いているため、 見ることができませんし、存在すら気がつきません。 ---------- 世界と、他の世界が重なると、 お互いに認識しあうことができます。 しかし、世界が重なっていること自体には、 何の意味もありません。 鈴虫は、鈴虫に聞かせるためだけに鳴いています。 それを聞いて人間が風流を感じるのは、人間の勝手です。 ---------- モンシロチョウの羽には、人間には見えない印があります。 イルカのおしゃべりは、少しだけ聞こえます。 ---------- 世界が混ざっているのは認識できても、それを分解するのは不可能です。 それは、色が混ざっているのはわかっていても、 何が混ざっているのかを分けることはできないように。 結果はひとつでも、結果にいたる仕組みは無限です。 そのため、結果から原因を考えている限り、解決に至る事は永遠にありません。 ちなみに、結果から原因を考える職業が、批評家や解説者です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.03 01:25:46
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