キノコとか 毛虫とか ---ミクロの画像はまだお休み---
この時期の奥多摩は高温多湿なので、湿気を好む生物がわんさかいます。奥多摩で出会った生物をいくつか紹介します。はっきり言って夏に低山を登るのはお勧めできませんが、夏でしか味わえない山の表情があるのもたしかです。図1 : タマゴタケ登山道から外れたところにいました。遠目に見たときは毒キノコのベニテングタケかと思いましたが、笠に白いイボがないので、たぶんタマゴタケでしょう。食べられるとのことですが、何だかわざとらしい色と形で食指は動きません。友人は自分が食べると思ったようでしきりに「食べるなよ!」と遠くから連呼していました。図2 : コウガイビル (右下は頭部)ずるずるっと30センチメートルくらいでしょうか。岩場で暑そうにしていたので、草むらに移動させました。こいつは恩返しには来なくてよいタイプです。見た目はグロテスクですが、血を吸うヒルとは種類が違います。ナメクジやミミズを捕食するただの気持ちが悪い生物です。こんなズルズルヌメヌメでも気にせず、頭に指す笄(こうがい)をネーミングにするとは、昔の人の相当なセンスを感じます。図3 : 毛虫(名称不明)こんな暑い山中で毛皮を着ている奴がいました。手持ちの図鑑には載っていなかったので名称は不明です。友人は自分が触ると思ったようでしきりに「触るなよ!」と連呼していました。----------[おまけ話]自宅から少し離れているのですが、東京都阿佐ヶ谷にある 『ぶどうヶ丘』 というお店へたまにカレーを食べに出かけます。図4 : ゴロゴロ野菜のカルダモンカレーこの間、このカレーが杉並区の保健所に『ヘルシーメニュー』として認定されたようです。ヘルシーメニューとは野菜が100グラム以上で、塩分が4グラム以下。そして主食、主菜、副菜がそろっていて、一日に必要な栄養の三分の一以上をクリアしていることが条件だそうです。図4はルーで野菜がおぼれていて姿がさっぱり見えませんが、たかがカレーのくせになかなかの一品なのです。さらに極めつけは、カレーに付いているサラダです。図5 : サラダこのサラダは当日仕入れた新鮮な魚介と野菜が中にぎっしり入っているのです。カレーとサラダで合わせて900円なので、売り上げはほぼないでしょう。ひょっとすると足が出ているかもしれません。図6 : ガスパチョガスパチョとは電力会社ではなく、スペインの冷製スープのことです。食が細い方はカレーの代わりに、このガスパチョにすることができます。店を1人で切り盛りしているここのシェフはなかなか素敵な方なので、勝手に宣伝してしまいました。阿佐ヶ谷の近くにお越しの際はぜひ訪れてみてください。----------