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(続き)
13:05 ▲甲籠山・奥の院を目指す 奥の院へは難所が続く為、自信がない方は鳥居をくぐらずに巻いた方が賢明です。 ここはエスケープルートがないので脚をくじいたら絶望的です。 13:20 奥の院へ 大樹の根は滑るので気を付けながら登ります。 樹についているプレートは管理番号で、律義に一本一本ナンバーをふっています。 この辺は1700番あたり。 13:25 岩に抱きつく樹に抱きつく友人 登山道なので勿論向こう側からも人はやってきます。 その際は不用意な落石に注意です。 初心者は漫然と上り下りをする為、落石を起こしがちだからです。 落石が発生した時は 「ラクッ!」 と叫んで注意を喚起するのが山のルールです。 13:35 ▲甲籠山・奥の院 甲籠山(標高1077メートル)に御嶽神社・奥の院があります。 建物がとってもしょぼくて逆に満足しました。 見えているのは覆い屋で、中に小さな本殿がありました。 この階段を駆け抜けて、メインの大岳山へ向かいます。 14:40 奥の院から下る友人 登りが難所なら、当然下りも難所です。 こんな岩場を下るなんて、なんてロックなやつなんだ! 14;40 同じ場所の友人目線 鎖場では鎖に注意が必要です。 鎖は固定されておらずブラブラしているので、体重をかけるのは危険です。 あくまで三点確保のひとつとして利用します。 14:45 巨石は語る 落石注意の看板の横に巨石とは、なんという説得力でしょうか。 百聞は一見に如かずとは、まさにこのことです。 15:10 大岳神社 大岳山山頂手前にある大岳神社です。 拝殿は応急処置をしていますが、後ろの本殿は綺麗な建物でした。 拝礼して大岳山を目指します。 15:10 グルルル・・・。 御岳神社と同じく大岳神社の狛犬も狼です。 なんと素朴で味わい深いのでしょうか。とても古そうです。 15:20 大岳山は目前 岩に取り付く友人 三点確保で慎重に登攀します。 15:25 ▲大岳山に到着 大岳山(標高1267メートル)は奥多摩三山のひとつです。 それを誇るような見事な絶景・・・は雲の奥です。 景色は次回のお楽しみと言うことで。 16:10 あやしげなガスが ここから最後の山、鋸山へ向かいます。 大岳山を下り始めると、雨が降り出しました。 16:45 ▲鋸山手前 ここを登りきると鋸(のこぎり)山です。 雨が激しくなってきました。 足元はぬかるみ、水たまりが歩行速度を落とします。 16:55 鋸山の刃 写真のような小さなピークがいくつもある為、鋸山という名前なのでしょうか。 ところで、山林の雨というのは町の雨と比べて雰囲気がまるで異なります。 目を閉じると、自分を取り囲んだ静かな滝を感じ取ることができます。 まさに清浄の音色です。 まあ、靴とカッパは泥だらけで最悪なんですがね。 17:00 無事カエル 雨降って御満悦。 手のひらサイズで貫録たっぷりでした。 カエルは自分達にとって吉兆の印。無事に下山できると確信しました。 17:45 登山の下りは登りより困難です。 さらに雨で足元がぬかるんでいるので、必要以上に体力と精神力を使います。 18:05 友人、すってんころりん 雨の鎖場は超危険です。 最大限注意していてもこのようになります。 ここの崖は相当高いので落ちたら無事にはすみません。 友人越しに、垂直の梯子の手すりが見えます。 18:10 天聖神社 726メートルの頂きに小さな神社がありました。 これも山岳信仰の神社なのでしょう。 日没も近いので早々に通過します。 18:30 川と化した階段を下る 山を下るほどに、上で降った雨が集まってきます。 悪天候と疲れで友人の心が折れてきたので、歌を歌って鼓舞してあげました。 心が忘れた あのひとも 膝が重さを 覚えてる・・・ 友人 「重い膝がガクガクだよ!」 どうやら元気になったようです。 19:20 天聖神社があった愛宕山 日没とともに滑りこみ下山。 2時間タイムオーバーした為、温泉を逃しました。なんてこったい。 夜の山は別世界であり立ち入るのはとても危険です。 無事に下山できたことをカエルに感謝しつつ、奥多摩駅へ向かいます。 19:30 奥多摩駅 実は最大の難所は、下山後の帰りでした。 下山して気が緩んだため全身ガタガタです。 特に足裏が痛み、歩くたびに舗装道路の反動が足裏を突き刺します。 人間になった人魚姫はこんな感じなのかね。 なんて言いながら、コーラで乾杯して帰路につきました。 (おしまい) ---------- 全行程 :25km 移動時間:12時間40分 撮影枚数:650枚 ---------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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