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  MASA ラボ ---鸚鵡(オウム)の会議は白昼夢--- 

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2013.06.25
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カテゴリ:▲ 山 ▲
(続き)

P1130961.JPG
13:05  ▲甲籠山・奥の院を目指す

奥の院へは難所が続く為、自信がない方は鳥居をくぐらずに巻いた方が賢明です。
ここはエスケープルートがないので脚をくじいたら絶望的です。


P1130988.JPG
13:20  奥の院へ

大樹の根は滑るので気を付けながら登ります。
樹についているプレートは管理番号で、律義に一本一本ナンバーをふっています。
この辺は1700番あたり。


P1130996.JPG
13:25  岩に抱きつく樹に抱きつく友人

登山道なので勿論向こう側からも人はやってきます。
その際は不用意な落石に注意です。
初心者は漫然と上り下りをする為、落石を起こしがちだからです。
落石が発生した時は 「ラクッ!」 と叫んで注意を喚起するのが山のルールです。


P1140009.JPG
13:35  ▲甲籠山・奥の院

甲籠山(標高1077メートル)に御嶽神社・奥の院があります。
建物がとってもしょぼくて逆に満足しました。
見えているのは覆い屋で、中に小さな本殿がありました。
この階段を駆け抜けて、メインの大岳山へ向かいます。


P1140082.JPG
14:40  奥の院から下る友人

登りが難所なら、当然下りも難所です。
こんな岩場を下るなんて、なんてロックなやつなんだ!


P1140083.JPG
14;40  同じ場所の友人目線

鎖場では鎖に注意が必要です。
鎖は固定されておらずブラブラしているので、体重をかけるのは危険です。
あくまで三点確保のひとつとして利用します。


P1140086.JPG
14:45  巨石は語る

落石注意の看板の横に巨石とは、なんという説得力でしょうか。
百聞は一見に如かずとは、まさにこのことです。


P1140103.JPG
15:10  大岳神社

大岳山山頂手前にある大岳神社です。
拝殿は応急処置をしていますが、後ろの本殿は綺麗な建物でした。
拝礼して大岳山を目指します。


P1140101.JPG
15:10  グルルル・・・。

御岳神社と同じく大岳神社の狛犬も狼です。
なんと素朴で味わい深いのでしょうか。とても古そうです。


P1140136.JPG
15:20  大岳山は目前 岩に取り付く友人

三点確保で慎重に登攀します。


P1140155.JPG
15:25  ▲大岳山に到着

大岳山(標高1267メートル)は奥多摩三山のひとつです。
それを誇るような見事な絶景・・・は雲の奥です。
景色は次回のお楽しみと言うことで。


P1140195.JPG
16:10  あやしげなガスが

ここから最後の山、鋸山へ向かいます。
大岳山を下り始めると、雨が降り出しました。


P1140213.JPG
16:45  ▲鋸山手前

ここを登りきると鋸(のこぎり)山です。
雨が激しくなってきました。
足元はぬかるみ、水たまりが歩行速度を落とします。


P1140222.JPG
16:55  鋸山の刃

写真のような小さなピークがいくつもある為、鋸山という名前なのでしょうか。
ところで、山林の雨というのは町の雨と比べて雰囲気がまるで異なります。
目を閉じると、自分を取り囲んだ静かな滝を感じ取ることができます。
まさに清浄の音色です。
まあ、靴とカッパは泥だらけで最悪なんですがね。


P1140228.JPG
17:00  無事カエル

雨降って御満悦。
手のひらサイズで貫録たっぷりでした。
カエルは自分達にとって吉兆の印。無事に下山できると確信しました。


P1140241.JPG
17:45

登山の下りは登りより困難です。
さらに雨で足元がぬかるんでいるので、必要以上に体力と精神力を使います。


P1140251.JPG
18:05  友人、すってんころりん

雨の鎖場は超危険です。
最大限注意していてもこのようになります。
ここの崖は相当高いので落ちたら無事にはすみません。
友人越しに、垂直の梯子の手すりが見えます。


P1140257.JPG
18:10  天聖神社

726メートルの頂きに小さな神社がありました。
これも山岳信仰の神社なのでしょう。
日没も近いので早々に通過します。


P1140262.JPG
18:30  川と化した階段を下る

山を下るほどに、上で降った雨が集まってきます。
悪天候と疲れで友人の心が折れてきたので、歌を歌って鼓舞してあげました。

  音符心が忘れた あのひとも 膝が重さを 覚えてる・・・

  友人 「重い膝がガクガクだよ!」

どうやら元気になったようです。


P1140269.JPG
19:20  天聖神社があった愛宕山

日没とともに滑りこみ下山。
2時間タイムオーバーした為、温泉を逃しました。なんてこったい。
夜の山は別世界であり立ち入るのはとても危険です。
無事に下山できたことをカエルに感謝しつつ、奥多摩駅へ向かいます。


P1140272.JPG
19:30  奥多摩駅

実は最大の難所は、下山後の帰りでした。
下山して気が緩んだため全身ガタガタです。
特に足裏が痛み、歩くたびに舗装道路の反動が足裏を突き刺します。
人間になった人魚姫はこんな感じなのかね。
なんて言いながら、コーラで乾杯して帰路につきました。


(おしまい)
----------
  
 全行程 :25km
 移動時間:12時間40分
 撮影枚数:650枚

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Last updated  2013.06.27 00:26:11
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