バスドライバー ~私はアナタを許さない~ 1
息子の幼稚園が始まって、これで3週間が経過したが、入園日の前日に旦那が交通事故を起こしたので旦那が通勤に私の車を使うことになり、私と息子は学校までバスで通園している。私にとってはチョロイ道のりも、3歳の息子を励ましながら通う毎日の道のりは、本当に、本当に、・・・・・・遠い。一応、バス停は、我が家のアパートの門から徒歩1分。(しかし、我が家が済んでいるアパートのドアからは、6分)更に、降りたバス停から学校までが、息子の速度で、徒歩15分。この21分のウォーキングを楽しみさえすれば、バスに乗っている時間は10分くらいのもので、そんなに遠くない。私は、息子にバス賃を入れるのを手伝わせたり、窓からの景色を眺めさせたりしながら、バス通園を楽しんでいた。それが、先日、こんなことがありましたよ。私と息子が、いつものようにアパートの前のバス停で待っていると、バスが到着。私と息子がいつものようにバスに乗り込み、息子がコインを3つ、いつものように機械に入れようとすると、運転手の黒人の小太りのオバサンが、「This is not a toy. Mom, you have to put the coins.」(これはオモチャじゃないんだよ、お母さん、アナタが小銭を入れなきゃ駄目よ。)そりゃあ、息子は3歳なので、普通の大人が入れるほど要領よくお金を入れることは出来ないが、別に遊んでいるわけではない。ちょっとノロイくらいのものである。私はびっくりしたが、確かに機械はオモチャではないので、なんと反論したらよいかも分からず、無言でマジマジその運転手をみつめて、その場は去った。それが、バスが学校の近くのバス停に到着した時。このバスの後ろのドアは、下りる乗客が自分で両手でドアを開けて下りなければならないのだが、私がドアをあけて息子に降りるように言っても、息子は自分でドアを開けたかったらしく、「しんたろうが、あける~!!! しんたろうが、あけるから~!!!!」と叫んで、全然バスから降りなかった。いつもの私なら、もうちょっと焦って怒鳴りつけてでも下ろしたかもしれないが、もともとこの運転手に腹も立っていたし、子供に怒鳴りつけたり、手を引っ張ったりするのはよくないこと、と思いなおし(爆)、子供には、学校の親子クラスで習ったとおり、強要しずに語りかけよう!と思い、根気強く、この3歳児に、落ち着いた声で話し続けた。「慎太郎~、運転手さんが待ってるからね、降りなきゃ駄目よ~。」息子は泣き叫びながら、「しんたろうが、どあ、あけたい~~~!!!!!」ちなみに、このドアはちょっと重たいので、とても3歳児に開けれるものではない。また、私が両手であけているドアの手を離して、息子の手を引っ張れば、ドアは閉まってしまう。かつ、私がこの説得に使っていたのは、大体10秒から20秒ほどだろうか。乗客は、私と息子しかおらず、誰も乗っていなかった。すると、バスの前方の、運転手席から、大声が、飛んできた。「Get hell out of the bus!!!!!」(さっさと、バスから出てけ~、ぼけ!)(ちなみに、hellはcurse/呪い言葉 と言われており、上品な人は絶対に使わない。このような言葉を使われただけで、罵倒されたと同じこと。日本語だったら、馬鹿~とか、ぼけ~とか、言われたようなものですね。)えええええええええええええええええ?!!!!!!<つづく>