稽古ノート35 「職業」
今日は社会見学で郵便局に行ってきました。仕事でね。
なんで社会見学って楽しいんやろね。大人になっても。
ウラを見ることが出来るからかな。
その郵便局は社会見学慣れしてないらしく(社会見学に慣れてるとこはシステム化された見学コースが大概あって、ベルトコンベアに乗りながら、ベルトコンベアの作業を見ていく感じかなあ。ビデオ見たりとか)、ギコチナイ様子で、「あれ見せい、これ見せい」のリクエストすべて答えて下さいました。
ありがとう。金岡郵便局。
職業のコトバってあると思うねんね。
郵便局員には郵便局員のものの見方、見えかた、考え方、口調とか。
そんなんも感じたり出来るから社会見学はおもろい。
劇作家が取材にいく目的は、情報収集もありますが、その場、その人を知りにいくのだ。
さて、先日の通し稽古を見てくれはったカメラマンの隆三さんが面白い感想をきかせてくれた。
「理科の先生に見えない。社会の先生に見えた」
芝居に出てくるのは、「中学校の理科の教師」である。
「理科の教師」のものの見方、見えかた、考え方、立ち方があるはずで、それは「社会の教師」とは違うはずなのである。
夜、プレラ西宮にて、稽古。
4場後半、ずっと気になってたシーンをあたる。成立させるために。