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映画・演劇日誌

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2006.05.26
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カテゴリ:下手詩
「自分の頭を叩く男」

困ったことがあると、自分の頭を叩く男がいる。
右腕に力を込めて、頭をこめかみを頬を思い切りやるのだ。
何故そんなことをするのか。
彼は言う。自分をおとしめたいのだ、と。
ヒトから堕落したい。ゴミになりたい。ゴミになると成立する、と。
ヒトである自信を持て余すんだと。
彼はその行為が見苦しいと知っているらしく、殴るときはベランダに行く。
しかし、彼よ!君の殴る鈍い音は誰かを殴っている音なのだよ。
ずるいではないか。
君の痛みより、何倍も何十倍も何百倍も痛い人がいるのだよ。
知っているのか。知らないのか。アピールだろ?
全世界に痛みをアピール。
「石ころ帽子」をかぶる勇気もない癖に。
7階だろ?どうだい?そこから飛び降りては?
それが出来ないなら、ゴツン、ゴツン、ゴツンの音を黙して飲み込めよ。
誰かいるんだろ?
その音を聴いてくれる誰かがいるんだろ?
それは奇蹟だよ。
まんざらでもないんだよ、セカイは。
400年も生きてきた俺が言うんだから間違いない。
誓えよ。
愛する人の前で。
誓えよ。
もうしないって。







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Last updated  2006.05.26 10:45:10
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