■謡い…「杜若」4回目
7オ「そもそもこの物語は」~おわり
〈注意点〉
1、7ウ「始めもなく終りもなし」の「し」の本ユリの下がったところの音程が違う。
2、8オ「初めつ方」のウキは力を抜いて謡う。
3、8オ「君の恵みの深き故」はもう少しさらっと謡う。
4、8ウ「さてこそ信濃なる」はもっとシテらしく謡う。地謡と同じように謡わないようにする。
5、10ウ「花前に蝶舞ふ紛々たる雪」は高くとると、後の「柳上に鶯飛ぶ片々たる金」がとても高くなるので気をつける。
〈備考〉
「はい、けっこうでした。いい声が出るようになったよね」と仰っていただきました。この曲は『伊勢物語』を題材としたもので、謡の文句が美しく、それに節回しがつくと、きれいに謡う技量があれば美しい曲になります。きれいに謡いたかったのですが、難しいです。先生のお言葉がうれしいです。稽古をした初めは、女性が三番目物は他と比べて好きではなかったですが、だんだん良さがわかってきました。
前回は私の体調不良のため、お稽古を休ませていただきました。治りが悪く、直ってからもだるさが続き、今日の稽古のために慌てて自主稽古をしました。
■仕舞…「杜若」キリ 3回目
はじめ~おわり
〈注意点〉
1、「唐ころもの」は「も」にマワシがありますが、「の」にマワシがあるように謡っている。
東芸 木目込人形キット「能・杜若」(かきつばた) S213-04