■謡い…「蝉丸」1回目
はじめ~6ウ「伏しまろびてぞなき給ふ」
〈注意点〉
1、3ウ「あら歎くまじの」の「の」は、上がるところは崩さない。下がったところで崩す。
2、「皇子は後にただ一人」は、そのままの「ハル」では華やかになるので、少しめらして謡う。
■仕舞…「杜若」キリ 4回目
はじめ~おわり
〈注意点〉
1、シテ謡「蝉の唐ころもの」はたっぷりと謡う。自分で謡っているので調整して、慌てて謡わないようにする。
2、「卯の花の雪の」で右足はまっすぐではなく、少しひねって右方向に出す。
3、「夜も白々と」は、型付には「正中ニテ」と書いているが、正中をすぎたところで止まる。
差し込むときは脇座ではなく、脇座と正中の間に差し込む。
4、「杜若の。花も悟りの。心開けて」は一番良いところなのでゆっくりとする。
5、「すはや今こそ草木国土」は幕に向かって行く。
〈備考〉
短く、型も今まで習っていて難しいものはないのですが、全体として難しかったです。「花も悟りの心開けて」の謡いに型をはめるのができませんでした。結果として4回もかかってしまいました。
次は、同じ「杜若」のクセを教えていただきます。
今日の稽古は290回目。あと10回で300回です。