小倉駅ビル開業25周年記念弁当(小倉駅)
ほとんどの企業や官公庁は3月が年度末のところが多いと思います。福岡には例年、年末の仕事で滞在することが多いのですが、今年は年度末にも仕事がぎっしりと入っているので、1月からそのままいることになりました。本拠地には月末に戻ることになりそうです。今日は期間限定(しかも発売は1日のみ)の駅弁で小倉駅のものです。現在の小倉駅は開業から25年。九州の玄関口として多くの乗客が利用するターミナル駅で、新幹線も全列車が停車する主要駅です。管理人は九州では博多と小倉が一番よく使う駅で、乗り換えだけでなく、仕事や乗り鉄など色々な場面でお世話になっています。この記念駅弁は、小倉駅の開業記念行事のキックオフイベントで売り出された50個限定のもので、1つ2000円しました。結構なお値段ですが、製造元はJR九州ステーションホテル小倉で、ホテルの食事が手軽に味わえるという観点では、まずまずといってもよいでしょう。実際のホテルのランチやビュッフェバイキングは、3000円~4000円以上するところもありますので・・・。また、記念の缶バッジと塗り物のお箸がノベルティとしてついていました。再利用でき、かつ長持ちするお箸はありがたいですね(^~^)。尚、掛け紙は簡素なもので、小倉駅の駅舎と御飯の丼、九州の地図が合わさったシンプルな意匠となっています。九州のうまかもんが小倉で集まるという分かりやすいイメージです。お弁当は二段重になっています。上段は福岡の定番、かしわめしです。これに下段のこだわりのおかずを詰め込んだ構成です。【お品書き】・かしわめし・鰯の糂汰煮(小倉名物のぬか味噌炊き)・合馬(おうま)筍の土佐煮・野沢菜漬・トマトパスタ・きびなごのエスカベッシュ・さつまいも・エビフライ タルタルソース・まゆみ人参の卵焼き・ソーセージ・ミートボールトマト煮込み・とり天・まだか漬け(宮崎の郷土料理で切干大根を使った漬物)・ぎょろっけ(大分の津久見で作られる魚カツ)内容はシンプルかつ九州7県の味が一堂に会した詰め合わせになっていますが、特に合馬の筍は、東京や大阪の一流料亭にも卸されるほどの高級食材で、地元北九州の小倉南区の合馬地区で育つ筍です。政令指定都市で高級食材の生産地になっているのは、なかなか珍しいものなんですよね。また、小倉名物のぬか味噌炊きも楽しめます。ぬか味噌炊きは小倉駅の銘品蔵でお土産として売っていますが、旦過市場に行った方が品数が揃っているので、まとまった量を買う場合は市場まで行った方がよいでしょう。また、年に数回、北九州市の学校給食でも出されています。お味です。ホテルの料理長が調製をしただけあって、クオリティの高いものでしたよ。かしわめしは東筑軒さんや北九州駅弁当さんのように茶飯ではなかったのですが、かしわの味付けがやや濃いめのものになっていたので、白飯でも十分に食べられる味付けになっていました。茶飯ではない分、塩分は少し控えめになっています。下段のおかずは36ぷらす3の旅行商品でも出してもいいくらいの内容で、肉や魚のおかずが意外と多く、腹持ちがよかったです。管理人はこの後、アポが複数あったので、夜まで十分に動けました。お弁当を入手後、キックオフイベントを少し覗いてきました。JR九州のブースには485系のナンバープレートが。形式消滅した現在、これはホンマ貴重です。他にも、日田彦山線のサボや急行日田?かはんだに使われたかと思われる急行サボも置かれていました。これ、キハ66が使われたこともある遜色急行でもあったんですよね。最後にまとめです。今日のような限定駅弁は、全国でちょこちょこと出てきます。こういった駅弁を手に入れるのは事前の情報を掴んでおかないと困難な部分がありますが、たまたま仕事で現地にいたので入手ができました。駅弁の王道サイトに載せていないような内容となったので、こういった記事をたまにアップして付加価値を高めることをちょくちょく出来たらと思います。1日限定の駅弁、次はどの場所で出てくるでしょうか?楽しみに情報収集をしていきたいですね。ごちそうさまでした!(^~^)