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沖縄日和、改め四十路目前のゆるい日常

沖縄日和、改め四十路目前のゆるい日常

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なみなるー

なみなるー

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2006.11.04
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音楽って聴いているとわからないけれど、弾いてみると新たな発見や、自分なりの解
釈が出てくる。(往々にして間違った解釈だったりするのだけれど…)
ソナタ悲愴を間違えつつも3楽章まで弾けるようになり、
ストレス解消としては第1楽章。
第1楽章は、ソナタ形式で、
序奏の「ジャ~ン」の絶望っぽいハ短調の和音から入っていく。
提示部は、第一主題は自分の解釈では、鼓動、胸の高鳴りなんだけれど、第2、3?
主題とかは、左手の音が、鐘の音や、耳鳴りみたいに「カンカン」なるんですよ。
鼓動がなりつつ、噴出する感情。
しかしながら、ソナタなのであまり感情を入れすぎず整然と弾く。
気持ちが乗ってくるとどんどんスピードアップしてしまい1楽章の最後のほうは、息
き絶え絶え…。
第2楽章は、アンダンテカンタビーレなので、ゆったりと、情感こめて弾きます。し
かし、ベートーベンって厳つい顔していながら、とってもロマンチストだったに違い
ない。所々に、彼特有の暗さはあるけれど、見かけによらず、ナルシスト。先生曰
く、「2楽章は、ホントに美しいですね。こんな曲が作れるなんてすばらしいわ。」
私も、2楽章ってあまりにも有名で実は退屈と思っていたけれど、自分で弾くと感傷
的になり、曲の美しさのあまりか、よく鳥肌が立ちます。
第3楽章はロンド形式。
第3楽章は、同じフレーズが何度も出てくるけれど、音の追いかけっこがあったり、
低音部のひびきなど、弦楽器っぽく、オーケストラに通ずる音作りがたくさん垣間見
ることが出来、(以前、熱情第3楽章で、オーケストラ的な音作りと思ったけれど、
割と簡単とされる悲愴も随所にオーケストラっぽい音作りでピアノって1人オーケス
トラだよなあと納得。)
で、弾いてはじめて知ったのが、(多くの人は当たり前の事として知っているかもし
れないけど)3楽章って変ホ長調で、第1楽章のト短調と短三度の関係の(同じ数の
フラット)調で、3楽章の終わりの音と、1楽章の初めの音同じなんですね。
3楽章の終わりかたって、結構あっさりしているような気がしたんだけれど、1楽章
の音と見比べて、納得。
やっぱり、ベートーベンの音作りって凝ってるなあと思いました。
ソナタを練習すると自分がいかにいい加減な弾き方しているか、ごまかしが聞かない
だけに痛感します。
来年は、月光に挑戦しようかと思っています。(とりあえず、スケルツォ2番練習し
なきゃならないし…)
ベートーベン3大ソナタと、ワルトシュタインが弾けるようになったらピアノやめて
もいいなあ。それぐらい幸せだろうと思う。(弾ける前に指の老化が始まってしまう
だろうけど…)





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Last updated  2006.11.04 15:20:15
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