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音楽って聴いているとわからないけれど、弾いてみると新たな発見や、自分なりの解
釈が出てくる。(往々にして間違った解釈だったりするのだけれど…) ソナタ悲愴を間違えつつも3楽章まで弾けるようになり、 ストレス解消としては第1楽章。 第1楽章は、ソナタ形式で、 序奏の「ジャ~ン」の絶望っぽいハ短調の和音から入っていく。 提示部は、第一主題は自分の解釈では、鼓動、胸の高鳴りなんだけれど、第2、3? 主題とかは、左手の音が、鐘の音や、耳鳴りみたいに「カンカン」なるんですよ。 鼓動がなりつつ、噴出する感情。 しかしながら、ソナタなのであまり感情を入れすぎず整然と弾く。 気持ちが乗ってくるとどんどんスピードアップしてしまい1楽章の最後のほうは、息 き絶え絶え…。 第2楽章は、アンダンテカンタビーレなので、ゆったりと、情感こめて弾きます。し かし、ベートーベンって厳つい顔していながら、とってもロマンチストだったに違い ない。所々に、彼特有の暗さはあるけれど、見かけによらず、ナルシスト。先生曰 く、「2楽章は、ホントに美しいですね。こんな曲が作れるなんてすばらしいわ。」 私も、2楽章ってあまりにも有名で実は退屈と思っていたけれど、自分で弾くと感傷 的になり、曲の美しさのあまりか、よく鳥肌が立ちます。 第3楽章はロンド形式。 第3楽章は、同じフレーズが何度も出てくるけれど、音の追いかけっこがあったり、 低音部のひびきなど、弦楽器っぽく、オーケストラに通ずる音作りがたくさん垣間見 ることが出来、(以前、熱情第3楽章で、オーケストラ的な音作りと思ったけれど、 割と簡単とされる悲愴も随所にオーケストラっぽい音作りでピアノって1人オーケス トラだよなあと納得。) で、弾いてはじめて知ったのが、(多くの人は当たり前の事として知っているかもし れないけど)3楽章って変ホ長調で、第1楽章のト短調と短三度の関係の(同じ数の フラット)調で、3楽章の終わりの音と、1楽章の初めの音同じなんですね。 3楽章の終わりかたって、結構あっさりしているような気がしたんだけれど、1楽章 の音と見比べて、納得。 やっぱり、ベートーベンの音作りって凝ってるなあと思いました。 ソナタを練習すると自分がいかにいい加減な弾き方しているか、ごまかしが聞かない だけに痛感します。 来年は、月光に挑戦しようかと思っています。(とりあえず、スケルツォ2番練習し なきゃならないし…) ベートーベン3大ソナタと、ワルトシュタインが弾けるようになったらピアノやめて もいいなあ。それぐらい幸せだろうと思う。(弾ける前に指の老化が始まってしまう だろうけど…) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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