沖縄日和、改め四十路目前のゆるい日常

私の住んでいる町は、昔池袋モンパルナスと言われ（今そう呼んでいるだけかも、私
は、アトリエ村と呼んでいた）たところで、若い絵描きが集まっていたのです。
寺田政明とか、長谷川利行とか、丸木俊とか...知る人ぞ知るって感じの。
モンパルナスではないけど、佐伯祐三や熊谷守一もまあこのあたりに住んでいまし
た。
そんなにすごい有名でなくても沢山絵描きがいて、良いもののこっているんです。
芸術って人の好みだから何とも言えないんですが、2年前に、佐田勝さんという方の
版画を買って、その版画の対になる版画が今回また出ているというので椎名町のギャ
ラリーに買いに行きました。
が、一足遅くその版画売れてしまってがっかり。
やっぱり出会いって大切でその時買わないともうだめなの。
残っている絵で、ガラス絵が何点かお気に入りがありました。
この作家、ガラス絵では大家（と言ってもあまりガラス絵自体マイナーな手法なのだ
けど）でして、最終日だったせいもあり、店主が「お安くしますよ」と耳元でささや
いたので、3点も買ってしまった。
一つは、ハイビスカスと蝶、もう一つはモミジアオイ、もう一つは貝とハマユウのよ
うなお花。
どれも、沖縄をモチーフにしていて、シンプルながら沖縄好きにはたまらない素敵な
絵なのです。
ところで、池袋モンパルナスの近辺には漫画家も集まっており、トキワ荘もこの辺に
あったのです。ちなみにここを解体する前に弟は記念に下駄箱の板盗んできてまし
た。
横山光輝もこの辺に住んでました。
池袋と江古田に音楽大学もあるので、私はこの町を、芸術の町として活性化させたい
のですが...と野望を持っています。
なんだか、この町でアトリエ村というと、老人ホームの名称なんですね...
良い案はないものだろうか～