カテゴリ:タイ国内の旅(イサーン以外)
ちょいと久しぶりの更新です。
実は3日ばかり、あるご一行様にくっついて、タイ南部の津波被災地を訪問してきました。 本当は、タイ在住10数年以上で、タイ語ペラペラの方が通訳担当として同行する 予定だったのですが、その方が本業の都合で急に行けなくなり、私に話がまわって きたのです。 とはいえ、私が行くとなると、モレなくたっくんが付いてくる上に、第一に通訳なんて 出来るレベルではありません! と、言ったのですが、もともと内輪の個人的な訪問だし、 子連れでも問題ないよ~、ってことで、(それに、他の心当たりの人はみんな仕事を 持っている人ばかりだった)、結局ついて行くことに・・ しかも、なぜかお休みがとれてしまったダーも一緒です。 なんだか半分家族旅行のようです。いいんでしょうか・・ 1日目は移動日。 プーケットまで飛行機で飛び、現地で受け入れてくださるNGOの事務所を 訪問した後は、予定は何もなし。 宿泊はパトンビーチのホテル。たっくんをプールで遊ばせたり、ビーチを散歩したり、 と、ほぼ完全に遊びモードな我が家。いいんでしょうか・・ パトンビーチは、プーケットの中では確か、最も津波の被害が大きかったビーチでは ないかと思いますが、復興が進んでいて、津波の面影は殆ど感じられませんでした。 確かに、海岸沿いでは、改築中の建物や、瓦礫を集めた場所がところどころに 見られるものの、バンコクだって年中あちこち建設中なので、それと大して変わらない程度。 ビーチは、整備中のところもあったけど、お客さんはそこそこ戻ってきている様子。 そういえば、プーケット行きの飛行機は満席でした。但し殆どが欧米人。 日本からの観光客がなかなか戻ってこない、という話は聞くけど、確かにそんな感じです。 2日目はメニューが盛りだくさん! 直接津波に呑まれはしなかったけれど、海岸で漁業や建設、観光関係の仕事をしていて、 被災したり、仕事を失った人たちがいる村を2つ(パンガー県、ラノーンで各1ヶ所)、 パンガーのナム・ケン村というタイで最も大きな被害を受けたといわれる村を訪れました。 間接的に津波の被害を受けた村では、今回受け入れ先のNGOが支援に入っていて、 学校や子供達の課外活動、お母さん達のバティック製作・販売プロジェクト等等を 支援しています。 私たちはその活動を見学させてもらったり、ご一行の中心人物が歌を本職とする人なので、 彼女が子供達のために歌ったり、子供と一緒にゲームしたり。 そして、彼女たちが預かってきた募金で購入した学用品やボール、小さなキーボード などを贈呈して、「証拠写真」を撮り(笑)、それぞれの村を後にしたのでした。 ちなみに私のタイ語通訳は、ところどころアヤシかったものの、そんな難しい話は しなかったので、冷や汗かきながらも、のりきりました。ホッ。 たっくんも、行く先々で、小学生のおねえちゃんや、村のおばちゃんやら、 おねえさんやらに抱っこされたり、スイカをもらったりして、大人気! 面倒みてもらったばかりか、私もいろいろみんなに話しかけてもらうきっかけに もなりました。やっぱ、タイですねえ。心配することはありませんでした。 一方、津波で大きな被害を受けたナム・ケン村。 TV局やNGOなどの支援によって、新しく建てられた家が道沿いに並んでいます。 どれも基本的には同じような外観で、見渡す限り真っ白く真新しい家ばかりなのが、 壊滅的な被害を受けたことを物語っています。 さらには波で流されてきて打ち上げられたままの大きな船が、いくつかそのままに なっていて、「こんなところまで・・・」と驚かされます。 《波で流されてきて、家に衝突した船》 海岸にはメモリアル・パークが建設されていました。 少し沖には、中洲にたつリゾートが見えます。 そこに滞在していた人だけでも200人以上が犠牲になったとのこと。 確かに全く高台がなく、逃げる場所がありません。 そして海は・・静かで穏やかで美しかったです。 こんなに静かな海から、「鬼の波」(ツナミの別名)がやってくるなんて 誰が想像したでしょうか。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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