< 新しい記事
新着記事一覧(全1036件)
過去の記事 >
【そして誰もいなくなった】アガサ・クリスティー 【内容情報】(「BOOK」データベースより) さまざまな職業、年齢、経歴の十人がU・N・オーエンと名乗る富豪からインディアン島に招待された。しかし、肝心の招待主は姿を見せず、客たちが立派な食卓についたとき、どこからともなく客たちの過去の犯罪を告発してゆく声が響いてきた。そして童謡のとおりに、一人また一人と…ミステリの女王の最高傑作。 前々から気になっていたものの、何となく手を出さなかった作品。やっと読めました~ 綾辻行人さんの「十角館の殺人」を読んで興味を持った本です。(普通逆よね…^^;) 読んだのは清水俊二さんの訳の方ですが、楽天ブックスでは見つけられませんでした… 今は新訳が出ているようなので、とりあえずそちらの画像を載せておきます。 あ、旧訳も全く問題なく読みやすかったですよ~ ≪オススメPoint≫ ミステリ クローズド・サークル インディアン人形 そして誰も… 昨今数多存在するクローズド・サークル物の原点です。 (※ちなみにクローズド・サークルは、その名の通り「閉ざされた空間」のコト。) ごくごくシンプルな設定です。閉ざされた屋敷で、一人、二人と殺されていく。 最近はその基本形に色々肉付けされてますよね。特殊な世界観とか個性的なキャラとか。 でも、結局のところシンプルなものが一番インパクトがあるんですね! 童謡「10人のインディアン」を連想させるように死んでいく客達。 この童謡がまた何とも言えず…(笑)ま、大抵童謡って不気味なものですけどねぇ 十人のインディアンの少年が食事に出かけた 一人がのどをつまらせて九人になった 九人のインディアンの少年がおそくまで起きていた 一人が寝過ごして八人になった …… 一人のインディアンの少年が後に残された 彼が首をくくり、後には誰もいなくなった トリックも至ってシンプル(というか綺麗?)なんだけど、面白かったです。 ラストの「告白書」で全てが明かされるんですが、思わずゾゾゾと鳥肌が立ちました ≪検索用INDEX≫ 作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪) 作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
池上永一「テンペスト」(全4巻)読みま… 2011.12.22 コメント(12)
神永学「心霊探偵八雲7 魂の行方」読み… 2011.12.21 コメント(4)
北方謙三「楊家将」「血涙」読みました! 2011.12.20 コメント(4)
もっと見る
PR
サイド自由欄
カレンダー
日記/記事の投稿
コメント新着
カテゴリ
お気に入りブログ