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読書メーターまとめ、続き~ 三国志(8)(吉川英治歴史時代文庫 40) 吉川三国志、ついに完結です。愚帝・・・とは言わぬまでも、父親劉備の器の大きさとは比べようもないほど浅慮で無能な劉禅に、命を削りながらも最期まで献身的に仕えた孔明があまりにも哀しかった。既に心酔する主もなく、関羽・張飛・趙雲のような勇猛な武将もない。諸行無常、盛者必衰はこの世の理ではあるけれども、もし孔明をはじめ彼らのうちの一人でも生き長らえていたなら蜀はどんな国になっていたんだろう・・・。そう思わずにはいられません。 読了日:07月24日 著者:吉川 英治 くじ (異色作家短篇集) 最初の何篇かは、「あれっ、この話のオチは何だろう?」なんて訝しく思っていました。・・・が、読み進めていくうちにたちまちこの本の虜に。何気ない日常を切り取った中に、何とも名状しがたい違和感が潜んでいます。「魔性の恋人」「おふくろの味」「背教者」「歯」あたりが特に印象的。人間の奥底にある小さな悪意が積み重なり、やがてラストの表題作「くじ」で大きな狂気に生まれ変わる。恐ろしい・・・。恩田陸さんの「いのちのパレード」で興味を持った異色作家短篇集ですが、他の作品にも俄然興味が湧いてきました! 読了日:07月24日 著者:シャーリイ ジャクスン 三国志(7)(吉川英治歴史時代文庫 39) 関羽の死を皮切りに、次々と乱世の英雄達がいなくなっていく。三国志を盛り上げてきた主要な人物が皆去り、次の世代へと受け継がれていきます。関羽や張飛の息子等魅力的な人物はいるけれど、やはり父親達に比べるとどうしても小物感が否めないなぁ。劉備の遺志を継いで孤軍奮闘する孔明、そして老いても蜀のために忠誠を尽くす趙雲。哀しすぎる・・・。吉川三国志も残すところあと1冊! 読了日:07月21日 著者:吉川 英治 NO.6〔ナンバーシックス〕#6 (講談社文庫) 聖都市「NO.6」の化けの皮がどんどん剥がれてゆく・・・。巧みに覆い隠されてきた侵略と虐殺。皆が信じて疑わなかった偽りの歴史。矯正施設に侵入した紫苑とネズミが目の当たりにした事実は、あまりにも衝撃的なものでした。紫苑は内の人間。ネズミは外の人間。いくらお互い歩み寄りを見せても、二人を隔てている見えない壁がもどかしくてたまらない。くっ!もうここまで来ちゃったら、1年後(もしくは2年後?)の文庫化が待てないよ~~!!という訳で、文庫化待てず次巻から単行本で読む事にします。 読了日:07月21日 著者:あさの あつこ 封神演義 5 (ジャンプ・コミックス) 再読。どんな水も高級酒に変えてしまう仙桃!ほ、欲しいっー!!部下でさえあんな強さなんだから、聞仲には勝てる気がしない。妲己を倒すという目的は同じなのになぁ。キャラクター人気投票は納得です。太公望は圧倒的な1位なんですね~最近出番少ないのに・・・(笑)それにしても一週間で約4万票って凄いですね! 読了日:07月21日 著者:藤崎 竜 封神演義 4 (ジャンプ・コミックス) 再読。あのハンバーグのシーンは、昔相当なショックを受けた記憶が・・・。改めて読み返してみてもやっぱりエグイ。飛虎の奥さんと妹が立て続けに命を絶つくだりも、かなり悲惨。妲己恐るべし!!こんなコミカルな絵柄だけど、描かれている内容はなかなかブラックです^^;太公望の下には徐々に仲間達が集まってきて、やっとこさジャンプらしい展開になってきました(笑) 読了日:07月21日 著者:藤崎 竜 NO.6〔ナンバーシックス〕#5 (講談社文庫) 再読。続けて読むと流れが良く分かる~!何しろ1冊のページ数が少ないもんだから(笑)紫苑とネズミ、ついに矯正施設へ。累々と積み重なる死体、そしてその死体(中には生きてる人も・・・><)を踏みつけて登っていかなければいけないというおぞましさ。まさに地獄絵図そのもの。紫苑クンがここに来て少しずつ変貌を遂げている気がします。それが結果的に吉と出るか凶と出るか・・・「紫苑のままでいてほしい」というネズミの哀切な台詞が胸に痛かった。さて、これでやっと文庫の新刊が読める~~!!楽しみ、楽しみ。 読了日:07月19日 著者:あさの あつこ NO.6[ナンバーシックス]#4 (講談社文庫) 再読。「人狩り」の描写が凄まじいです。(とも児童文学とは思えない~;)容赦なく人間を選別し、不要になった人間は即排除する。「NO.6」の裏の顔が明らかになるにつれて、紫苑やネズミ達も否応なく闇の中に引きずり込まれていく。イヴのどこか憂いを帯びた美しい歌声は、少なからず人々を絶望の淵から救い出してくれる役割を果たしているんだろうなぁ。聴いてみたい!紫苑クンは、決して暴力に訴える事のない自分なりの戦い方を見つけてどんどん強くなっているよう。二人が、沙布を連れて無事に帰って来られますように。 読了日:07月18日 著者:あさの あつこ 冥途 大人になってから久しく忘れていた「闇」を恐れる気持ち。この作品の纏う独特の静けさと、ねとりと絡みつくような湿り気を帯びた文章が、不気味さと不安を増幅させる。中でも表題作「冥途」は秀逸。装丁・挿絵が美しく、内田百けんさんの幻想的な世界観によくマッチしています。あっ57ページに芥川さんが・・・! 読了日:07月18日 著者:内田 百けん,金井田 英津子 あけるな エンブレムTさんの感想で、この絵本が気になって気になって!(笑)「あけるな」と言われるとあけずにはいられなくなる天邪鬼にはもってこいの本。小さい頃に読んでいたら、きっと得体の知れない不気味さを感じただろう。今は、ただひたすら最後のページの意味をあれこれ考えちゃう。余談ですが、不気味といえば小さい頃に読んでトラウマになった本があります。「はじめてのおるすばん」の集金のおじさんが来るシーン。今思いだしただけでゾッとするわ~。 読了日:07月18日 著者:谷川 俊太郎
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