セラピールーム　菜の花　

先日の矢野講座の最終日に（あら、前回の日記ですね。
ずい分間があいてしまいました）、
受講生の方にフリーカウンセリングをして頂きました。

その時に「ＨＰがなかなか作れない、ちょっと自信がなくなってきた」
というのを、私の問題としてみました。

カウンセラー役の受講生さんが、私に質問したり、ワークをしたり。

そのなかで「パートの統合」というワークもやって頂きました。

これは、相反する２つの要素をイメージし、それぞれを左右の手に乗せ、
一つに合わせると、両方が一つになった、新しいイメージが生まれます。

そのイメージが気づきを生じさせる、というワークです。

まず、右手にはすべてうまく行った時をイメージ。
これはフワフワで暖かい、生成りの綿のようなイメージが出ました。

左手には足を引っ張っているもののイメージ。
これは黒っぽい、重くてザラザラした、冷たい石のイメージが出ました。

このまま統合してもいいんですが、ちょっとアレンジして、
右手から左手、左手から右手を見るという事をしてもらいました。

右手（綿）から左手（石）を見てみると、最初と違って、
表面が滑らかでツヤのある、山の形のきれいな石が見えました。
床の間に飾ってもいいような、威厳のある石です。

そして、思ったほど邪魔になっていないことがわかりました。
逆にそこにいて、見守っていて欲しいくらいでした。

次に左手（石）から右手（綿）を見てみます。
すると、なんだかフワフワと頼りなく、
少しの風でも飛んでいきそうに見えました。

「調子に乗らないで、しっかり地面に足をつけて進みなさい」
というメッセージも聞こえたような気がしました。なるほどね。

最後に右手と左手を合わせて、両方のイメージを統合すると、、、
「Ｔ」の形をした、白いプラスチックになりました。
まるで大きなパズルのピースのようです。　これは一体なんだろ？？
　
本当にイメージとは面白いですね。
こんなものが出てくるなんて、予想もしていませんでした。
（すぐに出るのではなく、何となくそんな気がしてくる感じです）

で、それを胸に入れると、胸の中で引っかかった感じがしました。
でも、邪魔ではありません。

意味は全く分かりませんでしたが、とりあえずワーク終了。


心理療法というのは、終わってすぐに気づく場合もありますが、
何日か経って、じわっと効果を感じる事もあります。

で、私もだんだんジワッと来ました。

胸の中の「Ｔ形ピース」は、いつもさりげなく存在を主張しています。

私の仕事はＨＰ作り、という事を、いつも自覚させてくれる、
ありがたい存在なのでした。


普段の私たちは、言葉を使った理詰めの生活をしがちですが、
イメージを利用すると、頭を使いすぎることなく、
体の感覚もうまく使えて、楽に、効率よく暮らせる気がします。