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テーマ:中国&台湾(3302)
カテゴリ:華南を歩く
結婚式の翌日、香港へ帰る列車の時刻まで、広州を散策しようと言う事で、まず行ったのがココ。
広州郊外の増城市から車で30分くらいのところにある「何仙姑家」というところです。 このあたりは、ライチで有名な場所で、いたるところにライチの木がありますが、それについての逸話があるらしい。 ライチはご存知の方も多いでしょうが、赤みがかった小ぶりの果物で、広東省に特に多いです。 初夏、ライチの時期になると、羅湖の駅の売店で山のように売っていますが、もちろん香港でも買う事が出来ます。 増城市内には、このライチの有名な木があって、これから取れるライチは特別高級なものらしい。 どのような人かは聞き漏らしたが、昔、何さんという女性がいて、その人が死んだ場所に生えていたのが、このライチの木だとか、、 何さんは、死んで仙人になったと言われていて、それで「何仙姑」と言う名前がついている。 この木からとれるライチは、緑と赤の色がとても鮮やかですごい高級品だとか。 オークションでは、一個5百万円と言う値段がついた事もあるらしい。 その、何さんの生まれた家の場所が、この「何仙姑家」だそうだ。 中には、何さんを祭った像などがあります。 この家のすぐ裏手の山の上に、中国式の高い塔が見えますが、これにはまた別のお話しがあるようです。 何でも、これを建立したのは、山岡さんという日本人の方らしい。 山岡さんの奥さんは、中国人でこちらの生まれ。 山岡さんより先に亡くなられたが、ある日夢に現れて、「私は天国で、何仙姑にとてもよくしていただいているので、何か恩返しになることをして欲しい」と言ったそう。 それで、山岡さんは、ここにこれを建立したんだとか、、、 このような場所で、山岡さんという日本人の偉業を、偶然にせよ見ることが出来て、正直感動しました。 これは、その場で聞きかじった話しなので、多少違っているかもしれないのですが、おおよそこんな話しだったと思います。 それでは、これから写真をアップしていきます。 結構急な山道でしたが、上からの眺めもよくて、とても気持ちよかったです。 山の上の塔には、「日中友好」と書かれた張り紙がありました。 ここの人は、こんなに素晴らしいものを建立した日本人の山岡さんという人に、きっと感謝しているでしょうし、その影響で日本人にもいい印象を持っているんではないでしょうか。 さて、この後は、車で一路広州市内へ向かいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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