naoのぷかぷか漂流記

以前にも書きましたが、一夜明けて私たちの関西に向けての脱出です。



2011.3.12（土）


朝、列車から避難した人の中でも仙台など地元の方々は自力で帰られ、残ったのは私たち三人と東京から来た男性の四人になりました、昼前から携帯電話も圏外になり、外部との連絡も取れなくなり、のぶちんさん。が駅前の交番とタクシーの乗務員さん達から情報を集め、時間的にどうかと思ったのですが夕方から関西に向けて脱出することになりました。


塩釜の駅前からタクシーに乗り、帰りの燃料が無くなるので仙台までなら行ってくれると言われたのでまず仙台に行くことに。


仙台のホテルはどこも満室で泊まるところがなく、仙台の駅前で山形に行ってもらえるタクシーを捜したのですが見つからず、向かいのバス停から山形行きのバスが出ていると聞き、かなりの行列になってましたが約2時間ほど並び乗ることが出来ました、午後10時半頃山形に到着しそのまま山形空港に行こうとしたのですが24時間体制になってなく、空港が閉まっているということなので、営業してるホテルを探し3件目で宿を確保し、お風呂と携帯電話を充電することが出来ました。



2011.3.13（日）

　
山形空港からの便は予約を試みたのですが15日でもキャンセル待ちしかなく、臨時便も乗れる保証がなく、飛行機は諦めて山形駅で動いてる路線を聞くことに、山形新幹線も運行してるので東京経由で帰った方が早いと言われましたが三人とも戻る気が無く、羽越本線が動いているのを確認して、山形駅前からタクシーで羽越本線の鶴岡駅まで行くことにしました。








鶴岡駅12時47分発の「いなほ84号」で新潟へ。






2011.3.13　いなほ84号　485系T13編成　新潟


乗って来た「いなほ84号」は新潟から回送になりました。








新潟から「北越8号」で金沢へ。






2011.3.13　北越8号　485系3000番代R-22編成　新潟


金沢からは、何時も見ているサンダーバードで大阪へ、サンダーバードを見たときにやっと帰って来たと思いました、22時30分に大阪に到着しそれぞれ家に無事戻りました。


避難先の皆様ありがとうございました、ご自分たちも大変なのに、私たちが無事に関西へ帰れることを心配していただき食料まで分けて貰い、言葉になりません。


自分たちが逃げ帰るようで後ろめたく、何も出来ない自分が情けなく辛かった。


帰ってからは暫くは何も手がつきませんでした、自分ひとりでは帰ってくるのが難しかったと思います、チキンハンターさんとのぶちん。さんに感謝です。





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