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直子の直筆

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2019年12月の記事

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情けは人の為なら「ぬ」（つづき）

ふと、昔どこかで聞いた話を思い出した。あるとき、旅人が歩いていると、弱弱しく横たわった蛇を見つけた。旅人は気の毒に思い、その蛇を懐に入れてやって温めてやると、蛇は徐々に体力を回復し、その本能から旅人に噛みついて殺してしまった・・・という話。情けをかける相手と手段を間違えると、思わぬしっぺ返しが来ることを忘れてはいけない。

2019年12月31日
情けは人の為なら「ぬ」

正しくは「ず」。人に情けをかけることは、巡り巡って自分の徳になるという意味だけど、どうも”情け”を”情け”と感じるセンサーが無い人も存在するようだ。そんな相手に情けをかけても、ザルで水を汲むような徒労に終わるばかりか、相手はそれを当然のことと受け止めて、自分の問題と向き合う機会を奪いかねない行為にもなる。しかし、それを気づかせるというのは、情けをかけるより100倍のエネルギーを要する。だから、宗教やスピリチュアルでは「相手を赦そう」とか「距離を置こう」みたいなことで”逃げる”ことを推奨する。しかし、それは本当の意味で解決になるんだろうか？”怒り”に対して否定的な立場を取っている印象の仏教でも、正当な怒りに対する理論があるようだ。それを、この方が近々上梓してくれるらしい。Amazon　草薙龍瞬

2019年12月31日
「できる人」と「できた人」

実家も自営、嫁ぎ先も自営だった（←過去形）私は、自他ともに認める世間知らず。その証拠に、生命保険業界では知らない人はいないという柴田和子さんから、「直子ちゃんさ、離婚したんだったら保険の営業やりなさいよ」と誘われたとき、ちょっと謙遜気味に「え～、でも私”世間知らず”だからできるかな・・・」と言ったら「そんなことわかってるわよ！でも、それだからいいんじゃない」と言われたことからもわかる。その私が飲食店でパートを始めたのは3年前。バラエティー豊かな人たちに囲まれての仕事は、新鮮かつ衝撃だった。仕事ができる人、できない人、できなさすぎる人人を気にしすぎる人、しない人、しなさすぎる人根拠のない自信満々の人、いつも自信がない人・・・etc.職場の集団の中で重要なのは、仕事ができるだけでは人望は得られないことも目の当たりにした。仕事ができるようになるには、適性と経験があれば誰にでも可能だけど、「できた人」になるには意識の守備範囲が試されるため、よほど人間性の向上に意識的な人でないと到達しえないことも痛感した。「できる人」は、自分のことしか考えていないが、「できた人」は周りの人のことも考えている。その差は天と地ほどの差がある。

2019年12月31日
聖なる夜に口笛ふいて

クリスマスと言えば山下達郎夫妻のクリスマスソングが定番だけど、私の頭の中には毎年この曲が頭の中でリフレインしています。佐野元春　Christmas time in blue

2019年12月24日
1000億円と16兆円

前澤さん（ZOZO前社長）が、4億円近いスーパーカーを買ったという記事を読んだ。”億”という単位に縁がないから、すごい高い買い物をしたように見えるけど、きっと「1000円持ってる人が4円の物を買う」という感覚に近いんだと思う。それよりちょっと前に、前田さん（SHOWROOM社長）が外資系の証券会社で働いていたとき、顧客の中に資産を16兆円持ってる人がいたという。1000億円・・・・ 100,000,000,00016兆円・・・・16,000,000,000,00016兆円は、1000億円の16倍。上には上がいる。

2019年12月14日
矢沢永吉コンサート

初めて、しかも一人で永ちゃんのコンサートに行ってきた。70歳であの色気・・・奇跡の人だ。永ちゃんとは15歳も離れているので、子供の頃の彼の印象は「カッコつけてるお兄ちゃん」だった。それが一変したのは、資生堂のCMに使われた（というか、CM用に作ったらしいんだけど）「時間よ止まれ」を聴いてから。きのうのコンサートで永ちゃんも言ってたけど、「矢沢が、”罪なやつさ、あ～パシフィック”だよ（笑）」というくらい、それまでのイメージを一新するものだった。だからと言って、その後CDを買ったりするわけでもなかったんだけど、10年くらい前に公開された永ちゃんのドキュメンタリー映画『YAZAWA ROCK』の制作にかかわった人が、知り合いの旦那さんの仕事先の人（遠！）という縁で、その時になってはじめて『成り上がり』を読んだり、もちろん『YAZAWA ROCK』も観に行った。日常の永ちゃんは、努力と真面目と素直な人・・・だった。（それが映画だとしても）そして過去には、側近の裏切りに遭って30億円の借金を背負わされても、自力で完済したという信頼と実績の人。いつの間にか、永ちゃんにはそんな印象しかなくなった。またいつか、永ちゃんに会いに行きたいと思う。国立代々木第一体育館

2019年12月11日
泣いていたバイトの子

飲食店の週末のディナータイム。上を下へのおおわらわの中、私はバックヤードの冷蔵庫に食材を取りに行った。すると、ホールの高校生バイトの子が、壁に向かって泣いている思わず駆け寄って背中をポンポンと叩きながら「大丈夫？」と声を掛けた。返事は無かったが、これ以上何を言ってあげたらいいかわからないので、食材を持って厨房に戻った。他の人は誰も気づかないのか？気づいていてもスルーなのか？5分ほどしてまた冷蔵庫に食材を取りに行くと、まだ泣いている。緊急事態！！ホールに出ていた社員（女性）を探して、「石田さん（仮名）泣いてますけど！」と伝えると、小さく「わかった！」と言って彼女の元へ。厨房から遠目に見ていたら、社員が石田さんに何か話しかけている。ホッとしたものの、石田さんがこれに懲りずに辞めてしまわないのを祈るばかりだ。バイトでの失敗なんて、経験したことのない人なんていない。大丈夫、大丈夫だってば・・・と思ったところで、ふと私が掛けるべき言葉は「大丈夫？」ではなく、「大丈夫だよ」だったんじゃないかと。翌朝、シフト通りに出勤してきた石田さんを見て涙ぐむ私

2019年12月09日
モンスター新人

そんな言葉があると知って一番先に思うことはそれ、たぶん発達障害すべてがそうだと断定できるわけでもないし、すべてを発達障害で片付けるのも乱暴だとは思うけど、”なんかこの人ちょっと・・・”と思ったら、性格のせいだと諦める前に、障害を疑ったほうが双方のためだと痛感する。発達障害と言っても、「機能的」な障害と「精神的」な障害がある。（もちろん両方の場合もある）「機能的」な障害の場合は、その人の得意分野が活かせるような職種を選んであげたり、環境を整えてあげたりすることでかなり解決する。難しいのは「精神的」な障害。たいがい本人にその自覚がなく、仕事上で人に大迷惑をかけても、”たまたまミスっただけ”とその事実を受け止める能力が欠けていたり、不躾な言動で人に不快な思いをさせても、”そんな風に受け取るほうが悪いんじゃないの？”と責任転嫁して（本人はまさか自分が原因だとは思っていない）、職場での人間関係を悪くする。厄介なのが、そういう人に限って”自分は仕事ができる”と変に自信がある場合。自分の能力を客観的に理解する能力がないというのは、一緒に働いている側としたら地獄。何度も同じミスをして、何度も注意される。（ミスをミスだと思っていないから）何年も同じ仕事をしているのに、作業効率がまったく向上しない。（自分の仕事が遅いという自覚がないので、工夫しようという観念がないから）叱られても反省しない。（自分にとって不快な感情を受け入れる精神力がないから）内部通報などによって産業医などが対応に当たって、障害の疑いがある従業員に対して職域区分をはっきりさせたり、本人に障害の可能性を伝えて、より快適な職場環境を整えるというのは、当然の企業努力ではないかと思うのだが。いや、やっぱり彼らの存在意義は・・・周りの人の精神修養なんだろうな。

2019年12月02日

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