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カテゴリ:映画・TV・音楽・本・芸術
毎週月曜日は「東京タワー」を親子で見ています。
私の場合、目線はもう完全におかん。 息子がいるから共感できるところがたくさんあって、 そのおかんのまっすぐな息子への愛には涙が毎回止まりません。 小説を読んでいるから、 小説とはかなり違うところもあるな、と思うけれど、 でも、それはそれで作られているから… 毎回クライマックスのコブクロの歌に泣かされています。 昨日は周囲の人とそのおかんとの関係が描かれていました。 みんなが必ずしもおかんとうまく行っているとは限らず… それだけに、マー君は気づいていなくても、 マー君のおかんの恥ずかしくなるほどの暖かさが、 寂しい人たちをまたひきつけるわけで… ちょっとしたセリフに涙してしまいます。 そう、幸せなときは長く続かない。 いつ、明日、子供を置いて逝ってしまうかもしれない、という気持ちが、 おかんの中にはあるんですよね。 私もそれはいつも感じています。 数年前に病気をした時に、検査を待っている間の数日間、 私は息子を置いて死んでいくのかもしれない、とも思いました。 そうなると、やっぱり死んだあともしっかり生きてほしいし、 私があの子のおかんだった、となにかしら生きた証をあの子に残して死にたい… などとこの年にして考えたりしたものです。 そんなことを思いながら見ていて、昨日も涙… 我が家のコロ助にも、 「母親はみんな同じ気持ちなんだよ」と言いながらまた涙… 昨日の話の最後でおかんは再び倒れます。 結末をすでに知っているから、涙が止まらなくなりました。 「本当に幸せな時間は長く続かないんだよ、だから大事にしなくちゃ」 と私は言いましたが、 フーンとコロ助はお風呂に入ってしまいました。 (なんだよ、感動の薄い男…) そしてお風呂から上がってきたコロ助がポツンと… 「いつママがいなくなるかもわからないから、 今日はママの隣で寝ようかな、なんちゃって…」 いやいや、それは本当になんちゃってにしてください。 思ってくれたのは嬉しくても、体が大きくなりすぎて、隣に寝るのはかなりキツイ… はいはい、冗談はそのくらいにして寝る寝る!と部屋に行かせましたが、 ちょっと嬉しくなったりもした私なのでした… 来週から「東京タワー」はおかんが再びの闘病生活に入ります。 ここからは見られる自信がないくらい悲しくて… 毎週目がたこ焼きになってしまいそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 20, 2007 10:21:00 AM
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