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今年の1月1日からスペインでも禁煙法が実施されていた。
コロンブスが新大陸を発見し、そこから持ち帰ったことによりヨーロッパに広がり、 結局は世界に蔓延したものがある。 他にもあるかもしれないが私が知っているのは‘梅毒’と‘タバコ’だ。 tabacoと命名したのも彼で、Torinidad y Tobago島のTobagoから来ているという説と、 メキシコの地名tabascoから来ている説がある。 たばこの栽培に成功したのもセビリアの医師で、タバコの喫煙習慣はスペインを発端にして、 あっという間にヨーロッパに広がり、世界中に拡大した。 そういう意味でも、スペイン人はタバコに愛着を持っているかも知れない。 ‘梅毒にも愛着を持ってるのかは知らないけど・・・(-_-;)’ 私の知っている限りの印象では、スペイン人はTPOを考えずにタバコを吸い捲くる。 そばに灰皿があるかどうかなんておかまいなしで、シュボっとやり、灰は平気で床に落とす。 私の勤めていた銀行の東京支店が、新築のオフィスビルに移転した直後に、 本店からスモーカーのオエラさんがやってきた。 床には真新しいカーペットが敷いてあったが、彼はまったく気にせず灰をポンポンと落とした。 しかたがないので、秘書が灰皿を持って張り付いて、灰が落ちそうになると差し出していた。 まあ、バル(bar)でも床に紙ナプキンだの食べ物の残骸が散乱しているのを、 ある種の‘美学’にしている国だからな・・・(^o^)/ 逆にスペインに行って驚いたのは、エレベーターの中にスタンド式の灰皿があることだ。 もちろん、エレベーター内にはNo Fumar(禁煙)のシールが貼ってあるが、灰皿の中には、 吸殻が山のようにある。 スペイン人に質すと、エレベーターに乗るまで吸っていたタバコを捨てるためだと言うが、 直ぐには消さずに吸いきってから捨てる人もいる。 さすがに、新たに火をつける人は見たことが無いが・・・ とにかく、こんな感じで歴史的にも、国民性から言っても、禁煙法とは程遠いイメージがある。 実際一人当たりのたばこの消費量は、ヨーロッパでギリシャに次いで第2位だそうだ。 そんなスペインでさえ、世界的な禁煙化の潮流を意識した動きを取っている。 新人議員達から部会の禁煙化の要求がありながら、それすら実施できない自民党は いつになったら、世界スタンダードに近づけるのだろうか。 一時期はG2と呼ばれていた大国日本だが、そのうちG10からもはみ出されそうだ。 えっ? 法律が施行されて、実際はどうかだって? 会社で吸えなくなった連中は、寒空の下、屋外で吸っているらしいが、ちっちゃなバルとかでは、 完全に無視されているらしい。 まあ、国民性から言っても、直ぐにピシャリと言う感じではないが、日本のザル法、 健康増進法と違って、罰金制度もあるみたいだから、ジワジワと効果を発揮すると思われるが・・・。 さあ、イタリア、スペインにも先を越された日本はどうする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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