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讃美歌102
1 もろびと声あげよろこび称えよ、かみのめぐみ この世に現われ ダビデの村のいぶせき馬屋に、きよき御子はうまれたもぅ。 2 もろびと声あげ喜びたたえよ、あめのとびら今しも開かれ つきぬめぐみを身に帯び給いて、きよきみ子はうまれたもぅ。 3 もろびと声あげ喜びたたえよ、死のおそれを追いやりたまいて よき音ずれをあまねく伝うるきよきみ子はうまれたもぅ。 生誕ののち数時間イエズスはもつとも小さな箱にいましぬ 葛原妙子『をがたま』 イエス・キリストは、皇帝アウグストゥスの住民登録の勅令に従ってナザレからベツレヘムに向かった旅の途上でお生まれになった。そして生まれるとすぐに、イエスを殺害しようとするユダヤの王ヘロデの手から逃れるために、神の言葉に従った両親に連れられてエジプトへと向かう。 彼らがベツレヘムに滞在している間に、マリヤは月が満ちて、初子を産み、布にくるんで、飼葉おけの中に寝かせた。客間には彼らのいる余地がなかったからである。(ルカによる福音書2:6~7) 神は自分の言葉の中にいるが、新約聖書および旧約聖書の襁褓にくるまれて、ベツレヘムのまぐさ桶の中で、経験論的な歴史上の人物であるナザレのイエスの背後に身を隠し、決して直接人間の手の中、人間の権力の中には赴かないのである。
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Last updated
2012.12.26 14:15:39
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