里山雑記帳 ひごと日記

たまにはいつもと違う道を・・と走ったら、、

道路脇に咲く、タチアオイを見つけました。

その気になって探すと、麦畑の前にも・・、

土手の上では、こんなにまとまって咲いてます。

このブログでは、毎年、このタチアオイの花で梅雨明けを予想してました。でも、まだ梅雨前にこんなに花が咲いてたら、今年の梅雨明けの予想には使えないですね。（笑）

タチアオイの花が咲くと、思い出してしまうことがあります。

私の写真の先生、イラストレーターでもあり写真家でもあるクマさんこと（故）山田さんご夫妻です。

山田さん自身がガンで闘病中、奥様にガンで先立たれてしまい悲しみにうちひしがれていました。そんな時、山田さんからメールをいただきました。

そこには「妻が大好きだったタチアオイの花を家の回りにたくさん咲かせたい。タチアオイの種、無いかな・・？」

花の時期はとっくに終わっていたが、思い当たるところを探しました。しかし、私の知ってるところは道路脇や田んぼの畦、花が終わるとすっかり刈り取られています。

それでも何とか探したい・・とあちこち走り回っているとき、ハッ！と閃いたところがありました。

そこは・・、推定樹齢３５０年の西山辰街道の大桜の下でした。すぐ行くと、なんと！花がまだ幾つか咲いてました。そして種もたくさんありました。

それを持って山田さん宅に向かうと・・ニコッと微笑んだ山田さんの顔、今でも忘れません。

一昨日、西山の大桜の横を通ったら、タチアオイが１本・・まもなく花を咲かせようとしてました。この花が咲いたら、奥様と一緒に天国から見に来てくださいね。