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夏希ヒョウの世界へようこそ

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2024年05月20日
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カテゴリ:格闘技

※最後に付け足しています。

紀元前688年、古代ギリシャのオリンピックではボクシングの原型があったという記録。古代ボクシングは、グローブに鉄の鋲(びょう=画鋲)を仕込んでいた。
当時はあまりにも危険で、娯楽のために奴隷同士でどちらかが死ぬまで戦うという残虐な試合だったことから、ローマ皇帝によって禁止された。


それよりさらに古い(紀元前)4千年、エジプトの象形文字に当時のエジプト軍隊が格闘技としてボクシングを採用していた様子が示されていました。(果たしてそれはボクシングと呼べるのか、何でもありというルールは、武器を持たない殺し合いではないのか?)
打撃する拳を保護するために牛革を巻いたり、鉄製の金具を取りつけた長い革ひもで拳を固めて戦ったと記録されています。(保護というより相手に与えるダメージを増幅させるためという説も)
その後ボクシングはさらに狂暴化し、古代オリンピックの第38回以降は噛みつきを除いたあらゆる攻撃が許される。(1997年でも世界タイトルマッチで、耳を噛みちぎる選手はいましたが……その被害者だってアマチュア時代に相手の肩に嚙みついた前科が)
紀元400年頃になるとボクシングは禁止され、それ以降は1200年もの長期にわたり表舞台から姿を消します。

その後ボクシングは16世紀、イギリスで復活。
当時は「ベアナックル・ファイト」という呼称でした。
しかし残虐性を払拭することはできず、1754年にまた非合法へ。

イギリスで発祥した近代ボクシングの、もっとも古い記録が残っているのは1681年。(諸説あります)
グローブを着けることもなく、頭突き・金蹴り・目潰し・投げ・絞め技も有効。ストリートファイトと違うのは、倒れた相手には追撃を加えないこと。1754年にいったんは違法となり禁止されるが、人気のため1790年に解禁。
18世紀のイングランド、古代ローマのパンクラチオンをベースにした格闘競技を蘇らせて以降、そもそもボクシングには階級が存在しなかった。無差別級のみ。
パンチ&投げ&噛みつき&目突き(目をくり抜いてもOK)&時間無制限。
1743年に史上初のルールブックが公表された。ウエイトも72.7キロ超をヘビー級、それ以下をライト級と定めた。


その後、1867年にルール(全12条)が制定された。グローブ着用、3分制、ダウンした相手には追撃しない、10カウントでKOなど。
1903年、ジャック・ジョンソンが黒人ヘビー級王者になる。
(当時、黒人には世界タイトル挑戦権さえ与えられなかった)
だがしかし、1908年にカナダ(白)人の世界王者への挑戦権を獲得して王者になる。
それから、(1890年代)ミドル級が設立。

アメリカでは1921年にNBA(全国ボクシング協会)が設立。
NBAは1962年にWBA(世界ボクシング協会)に改称。
それから1963年にはWBC(世界ボクシング評議会)を設立。
1983年にIBF(国際ボクシング連盟)
1988年、WBO(世界ボクシング機構)
……以上、ボクシングの世界タイトル主要4団体。


ミドル級はヘビー・ウエルターに並ぶスター・階級で、どの団体も強くて世界的な選手が多い。つまり、穴がない。(挑戦する側にしたら、軽量級には「あの団体の王者は狙い目だ」と感じることも)
ミドル級・史上最強はハグラーを推す人が多いです。
それとは別に1940年にプロデビューした「シュガー・レイ・ロビンソン」が未だに「オールタイム・パウンド・フォー・パウンド」(歴代最高の選手)として語り継がれている。ということはつまり、ボクシングの象徴ともいえます。
モハメッド・アリも彼のスタイルを踏襲したとされ、確かに足を使いスピードを重視したスタイルは似ています。
レナードもシュガー・レイを名乗りました。(パクった❢)


マーヴェラス・マービン・ハグラー(67戦62勝52KO3敗2分)

が、私はジェラルド・マクラレン。

マクラレン(34戦31勝29KO3敗)
なんと、1R・KOが20回。

身長183センチ・リーチ198センチ。
(いかにも手が長いし、それがさらに伸びている❢)


ジョン・ムガビ(50戦42勝39KO7敗1分)
ハグラーが顔を腫らし、11Rまで苦戦した野獣ムガビを1R・KOで、初の世界タイトル戴冠。

マクラレンvsジャクソン(右:61戦55勝49KO6敗)

ジュリアン・ジャクソンという、ミドル級では「史上最強」のハード・ヒッター(村田・元王者も解説)がいましたが、初戦は5R、再戦では1RKOで相手にしなかった。
ジャクソンのKOシーン(YouTube)を観たら、パンチ力の凄まじさが❢❢
思わず、笑ってしまうほどの……。

白仁鉄(右)

ジャクソンは東洋の鉄人・白仁鉄(当時40戦1敗36KOで、後にWBA・スーパーミドル級王者:50戦47勝43KO3敗)を3R・KOで、なぎ倒してレフェリー・ストップ。
ジャクソンのパンチは、まるでバットを振り回しているような迫力がある。

ベン(48戦42勝35KO5敗2分)
これからのミドル&スーパー・ミドル級はマクラレンの時代か……と誰もが思っていた矢先、ナイジェル・ベン(英)との試合で後頭部を散々殴打されていたにもかかわらずレフェリー・チェックが甘く、10Rに逆転のKO負け。(倒れたわけではなく、しばらく床に座り込んだまま……カウントアウトされてレフェリーストップ。そのまま立ち上がってコーナーまで歩くと、その場で意識を失った)
幸いにも一命は取り留めたものの、失明&下半身不随。(あらゆる格闘技で金的・目潰しとともに、後頭部への攻撃は反則。裏を返せばそれだけ危険で、金的や目で死ぬことはないが、後頭部は命に直結)
この後の、ジョーンズやホプキンスたちとのスーパー・ファイトが期待されたのに。

ジョーンズVSトニー
(左:92戦77勝45KO10敗3分け2無効試合)


それ以外にもミドルからヘビー級まで制したロイ・ジョーンズとジェームス・トニーが(ミドル級最強に)名を連ねる。
ジョーンズVSトニーはジョーンズの判定勝ち(3-0)
※戦った中で間違いなく、トニーが一番強い。(ジョーンズ)
ジョーンズはプロバスケット(NBAの下部組織)の選手でもあり昼間にバスケットの試合、そして夜はボクシングの世界戦というスーパーマン。


トニーはタイソンに2度勝ったホリフィールドに勝利。


もちろん、晩年のホリィだが。

ロイ・ジョーンズ(下・左:77戦66勝47KO10敗)

ジョーンズは2020年11月、エキシビジョンマッチでタイソンと対戦。
判定=ドローというルールだった。
問題だったのは、試合後にタイソンが薬(マリファナ)を使用していたことを暴露。この時点でタイソンは負け。
ボクシング史上・最高の身体能力の持ち主ともいわれるジョーンだが、元はといえばミドル級~Lヘビー級の選手。
それでも(大麻を)使用したのは、やはり恐怖心もあったためだろう。
タイソンは試合後に(ジョーンズの)「パンチが全く感じない」と語っていたが、それは薬の影響(効果)
それ以外にも史上最高齢・49歳3か月で世界王座を獲得したバーナード・ホプキンス(6階級制覇のデラホーヤに9R・KO勝ち)

ホプキンスのボディ・フックで悶絶のデラホーヤ。

死刑執行人・ホプキンス(67戦55勝32KO8敗2分け2無効試合)や、
マイク・マッカラム(ジュリアン・ジャクソンに2R・KO勝ち)たちが、ミドル級の歴代・名王者に名を連ねます。

マッカラム(55戦49勝36KO5敗1分け)
「ボディ・スナッチャー」の異名をとるマッカラムは、いぶし銀のテクニックで玄人受けしたものの、華やかさに欠け、ビッグマッチとはあまり縁がなかった。トニーとの初戦(91年)は引き分け、再戦(97年)で判定負けをして引退。96年のジョーンズとの判定負けもキャリアの晩年だった。

やはり彼ら(ミドル級王者)は生まれ持った身体能力が違う。

あのメイウエザーが売り出したころ、中量級のジョーンズと言われていました。
直近で言えば、ゴロフキンやカネロ・アルバレスももちろん含まれます。

※YouTubeで、マクラレンのKO集の動画を見てください。
※だいぶん前の話、WOWOWのエキサイトマッチで小泉さんが力説していました。
「今までで一番すごい試合はマクラレンvsベン。実際にマクラレンは事故に遭ったし……」
※クロンクジムの名トレーナー、エマニエル・スチュワート(2012年68歳で死去)が、マクラレンはトーマス・ハーンズ以上の逸材と評価していた。
スチュワートが指導していた主な名王者。

 






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最終更新日  2024年05月28日 06時39分28秒
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