不況下の中でできる事
最近本当に暗いニュースばかりです。そんな中で世界各国はなんとか景気後退のダメージを軽減させようと、できるだけ早く転換期に向かうように努力しています。しかし数年、十数年かけて積みあがって来た物が、せきを切った様に崩れている段階、それも序盤なので、そう簡単に方向を転換させる事は不可能です。これは誰でもそうであり、大きな視点でみれば、トップ、総理が誰であろうと、そう変わりはないと思います。この点は麻生総理の責任にするのは気の毒だと思います。今僕達ができる事は、持っている貯金をどんどん使う。まぁこんな事はできっこないので、なるべく景気に関係ない、関係が薄い分野のコストを削減して、その余剰金を何かしらに使う事だと思います。端的に言えば、光熱費の節約で浮いたお金を他の事に使うという事です。自分がこんなブログやってるからそう言うんだ。とお考えかもしれませんが、そうではありません。厳密に言えば、光熱費の使用で資源国が潤うという事はありますが、この際資源国の方には目をつぶってもらうしかありません。原油価格が暴落したとはいえ、まだまだ利益は生まれています。富の一極集中もよくないので、アラブの石油王の方には少し我慢してもらうしかありません。電気代、灯油代、ガス代、水道代、ガソリン代、これらを節約して物やサービスを購入すれば、スズメの涙かもしれませんが、やらないよりかは効果あると思います。夜、就寝中など電機ストーブやヒーターをつけっぱなしにして、費やす電気代を羽毛布団や厚手の部屋着を購入する事でやめる。これだけで消費が増えた事になります。まこれは少し極端な例ですが、体に触れる下着以外は目だった汚れがない場合は、一度着ただけでは洗濯しない。二回の洗濯を一回にするだけで、電気代と水道代が浮きます。その浮いたお金を他へ使う。等など。もっと細かく言えば、純国産の製品やサービスに使うのが一番望ましいですが、そこまでいくと反強制みたいなもので、非現実的だと思います。ま今話した事は、こうやれば、少しは消費喚起になるという話なので、是非やってくださいという事ではありませんが、こんな方法はあるかもしれないというつまらない提言でした。実際には、節約で浮いたお金を生活費に充てるという事になるかもしれません。というか、これまでの生活ができなくなった人が、かなりいらっしゃるというのが実情です。どの家庭でもこんなご時勢なので、余計なものは買わないという事になると思います。しかしアメリカは、バイアメリカといって、国産の製品を買おう、製品の原料は国産を使おう。という事を提案したりしています。最近可決された、バイアメリカ鉄鋼条例は、今後国内の公共事業で使われる鉄鋼は米国製のみを使用という法案です。しかし現在のグローバル経済では、自国だけとは中々いかなものです。ブロック経済は、戦争の危険性もあり極端な事はしない方がいいと思います。不景気はCO2削減にもなり、エコの観点からは申し分ないので、何とも矛盾していますが、中国なども、需要減退のこの時期に、公共事業の一環として、経済発展で砂漠化した地域への植林をしてほしいと思います。不景気で需要、雇用、仕事がない時こそ、次世代、環境改善の為の雇用を創設するべきだと思います。地球環境の変化は人間には悪影響の方が大きいと僕は思っています。