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2020.11.04
テーマ：DVD映画鑑賞(13600)
カテゴリ：映画鑑賞
「ANNA/アナ」
2019年フランス、アメリカ、カナダ、ロシア映画、原題も同じく "Anna"です。 監督・脚本はリュック・ベッソン、主演は現役のロシア人スーパーモデルの サッシャ・ルスです。 ゴールデン・トレイラー・アワードにノミネートはありますが、受賞はあり ません。 アメリカでR指定、日本ではPG-12です。 あらすじ1985年、モスクワ。 世界各地でCIAスパイの身元が暴露され、慌てて逃げる者、逃げる暇なく KGBに連行・拷問されその首がCIA本部に配達された女性スパイもおりました。 1990年11月、モスクワ。 パリからやってきたモデルエージェンシーのスカウト男性は、お目当ての女性を 市場で見つけスカウトするとパリに呼び寄せます。 市場でマリョーシカの売り子をしていたアナ・M・ポリアトヴァ(サッシャ・ルス) は、新人ファッションモデルとして同僚モデル達と同じアパートに暮らし始めます が、自分の部屋を他のモデルが無断で使ったためアナは初日からモード(レラ・アボ ヴァ)のベッドに転がり込みます。モードはアナを恋人扱い。 パーティで紹介されたモデルエージェンシー共同経営者のオレグ・フィレンコ(アン ドリュー・ハワード)と付き合い始めたアナ。 2カ月後、実は自分の本業は武器商人だと白状され、深い関係を迫られたアナは、 一旦トイレで拳銃を出すとオレグを射殺します。 実はアナの本業は暗殺者、モデルは表向きの顔で、オレグは標的でした。 3年前、ホームレスだったアナはチンピラのペーニャ(アレクサンドル・ペトロフ) に拾われ、麻薬中毒でボロボロの生活を送っておりました。 現状を変えようと考えたアナはロシア海軍に応募します。 薄着で買い物に出たアナは、帰り道見知らぬベンツを見知らぬ男女と乗り回す ペーニャと遭遇、アナも無理やり車に乗せられます。 その後ペーニャはATMで車を停めるとトランクに押し込んでいた老人を出し、 老人の銀行口座から金を盗ろうとし、通りかかったパトカーに追われ、ベンツ は横転。 やっとアパートに戻ると、中でKGB諜報員アレクセイ・チェンコフ(ルーク・ エヴァンス)が待ち構えており、ペーニャを後ろから射殺。 亡き父は大尉、アナ自身も17歳で海軍士官学校を退学し、チェスもできるという アナの経歴に目をつけたチェンコフがスカウトに来たのでした。 「1年間訓練、3年間現場に耐えれば、後は自由」というチェンコフの言葉を信じ、 入隊を選んだアナ。 ヤクを絶ち厳しい訓練に耐えて優秀な成績を収めてきたアナの前にまたもや 現れたチェンコフは、KGBの女ボス、オルガ(ヘレン・ミレン)との面談にアナ を連れていきます。 ドスエフスキー、チョーコフを英語で暗誦してみせたアナを気にいったオルガは チャンスをくれます。 暗殺者として任務が完遂できるかを試しにみられるのです。 装填の入っていない拳銃を渡され、このレストランで食事中のターゲットの男性の 携帯を5分で奪ってこいという指令です。 携帯を奪うどころか、武装したボディガードやレストラン中の男が次々に襲ってきて アナは5分間で40人以上を倒すはめになります。 外で車で待っていたオルガとチェンコフ、6分待ったからもうダメと立ち去ります。 ようやく外に出てきたアナは、2人の車がアナを待たずに立ち去るのを目撃、5時間 かけて自力でKGBに戻ってきます。暗殺者に採用されたアナ。 モデルとしてパリで働くようになったのも、KGBの裏の仕事をパリで行うために 仕組まれたもので…。 私の感想主演のサッシャ・ルスは、ロシアのマガダン出身で、モスクワに引っ越した後 バレエコンクールに出場していたものの、足首を痛めたのをきっかけにバレエを やめ、13歳で母に連れられモデル事務所に登録、16歳でシャネルやディオール、 ヴァレンチノなど世界的なブランドのランウェイを歩くまでになります。 2017年に同じくリュック。ベッソン監督の映画「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」 で映画デビュー。リホ・ミナー姫役を演じたのをきっかけに、今回本作の主役に 抜擢されたのだそうです。 スタントを使うのではなく、できるだけ自分で実際にアクションシーンを演じたいと いう本人の希望から、撮影前に1年間役作りや体力づくりの特訓を受けたのだとか。 「ボーン・アイデンティティー」主演のマット・デイモンや「96時間」主演の リーアム・ニーソン、「コロンビアーナ」主演のゾーイ・サルダナなどに アクション演技指導をつけたスタント＆ファイト・コレオグラファーのアラン・フィグラ ルツがサッシャへの指導に当り、一番の見どころアクションシーン、レストランでの乱闘 シーンではフィグラルツ自身が敵ボス役を演じています。 なお壮絶なこのレストランシーンはリハーサルに4週間、撮影に7日間を要したのだそう です。w((￣￣0￣￣))w 超細身で筋肉なさそうに見えるので、きっとスタントは別人が全部演じていたのかなと 思ったので主演女優のプロ根性に恐れ入りました。 ヘレン・ミレンは父親がロシア系なので、ロシア風アクセントで台詞を言うのは難しくは なかっただろうなと思いました。 そして、チンピラのペーチャ役を演じたのは、「アトラクション」シリーズに出ていた ロシア人俳優アレクサンドル・ペトロフでした。(≧▼≦;) ☆☆☆☆ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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