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カテゴリ:人生
その組織を生かすもころすも人事です。 管理職の最も重要な仕事が人事です。 ワールドカップの23人が発表されて、「巻」が取りざたされていますが、個人的にはあの泥くささが好きです。 ジーコの人事が日本の勝敗を分けます。もちろん現場での采配も重要ですが、そこに必要な人がいなければ勝てません。 人事は、個人の特質だけを見て決めるものでもありません。例えその人が優れていても組織として戦うときに足を引っ張るような存在であるなら不必要です。 逆に、個人としては凡人でも組織の士気を高め、その組織のエネルギーを何倍にもしてくれるような存在は絶対必要です。 実はクラス編成もそうなのです。クラスの子ども達の成績が平均化するように分けるのが主流ですが、それよりも生徒集団としてお互いが支え合い、励まし合い、補い合える組合せが最優先されるべきだと考えています。 それには、普段から子どもたち一人一人をしっかり観察し、授業中や部活や行事でのその子の言動の背景にある個性や友人関係や家庭環境などをできる限り把握することが重要で、これは非常に難しく時間のかかることですが、ある意味教員の当然の仕事です。 今教育基本法を含めて世間では「教育」に関心が向いていますが、人がそして日本がバランスの取れた成長をし、人間として望ましいかたちの尊厳(アイデンティー)を確立するためには「教育」が最も重要なのだと思います。 その大切な責務を果たすために、まず目の前の膨大な採点からです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.21 10:44:36
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