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カテゴリ:学習法
ほとんどの子が苦手科目をもっています。 英語が苦手な子は、出会いが良くなかったのでしょう。 普段使わない言語ですから、継続した積極的な取り組みが必要ですが、出会いが良くなかったために、最も重要な未知のものを身につけていく喜びを感じる前に未知のものに抵抗を感じてしまったのです。 よって、英語に欠かせない新しいものとの出会いである”予習”をしてこなかったのでしょう。 苦手克服の鍵は、勉強以外の英語に興味をもつように自分で工夫(洋楽や洋画や洋書に興味をもつ)して、二次的な新しい出会いを演出することです。 そして、予習を最初は我慢して行い、そのうち当然の取り組みに変わっていき、理解と納得で勢いがつき、予習しないと落ち着かないというところまで持っていくことです。 それには、時間がかかることと強い気持ちをもち続けることを覚悟することです。 数学が苦手な子は、難問が解けたときの達成感や開放感を味わうことなくここまできたのでしょう。 中学受験した子は、意外と受験問題を解くことで算数が好きになれたと思います。 それは、「答えが出た」という達成感が得られたからです。 しかし、中学になり、答えを出すことではなくその問題の本質を見抜き、綺麗な解法を考え付くことやその素材の自然科学的な魅力に感心すること、また論理的な思考がおもしろいと感じるような取り組み方に方針転換できなかった子が、小学校の算数の枠から抜け出せずに苦しんでいるのです。 苦手克服の鍵は、高校1年の間に時間を無駄に使いながらでも、もう一度素材の良い教材を紹介してもらい、答えにたどり着くことよりもその本質に気づき、じっくり味わいながら解き、できるだけ別解を考えてみて、1問から多くのことを感じるような取り組みをしてみることです。 これには、長期の休みが適しているでしょう。 国語が苦手な子は、先生との出会いと自分にとって良い本との出会いがなかったのでしょう。 国語は、扱う対象が、歴史であったり、生活であったり、思想であったり、精神であったり、つまり人生そのものですから、教材の選択や授業の進め方や生徒の生活観からくる個人差を正面から受け止めて教団に立つので、どの教科よりも教えるのが難しいと思います。 教師の人となりが最も強く現れますし、その分子どもたちに与える影響も大きく、何よりも言語という他の教科に根本的な部分で関わってくる誠に重要な教科なのです。 苦手克服の鍵は、いい先生と出会うことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.14 23:10:06
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