あけまして再び開けるブログかな
あけましておめでとうございます。謎の不動産屋、Mr.Xです。昨年はせっかくブログを始めてはみたものの、長続きせずにサボってしまいました。お正月にゆっくり休んでリフレッシュしたので、まずは今日から再開し、今年は一年間コンスタントに更新し続けることを目標にします。さて、新年最初のテーマは、私のおすすめしたい本についてです。よく不動産投資系のブログですと、たいていの場合、まず第一に挙がる本があります。いわずとしれた、『金持ち父さん貧乏父さん』です。というわけで、私もまずはこの本について思うところを書いてみようと思います。この本については多くの方が、読んで衝撃を受けたとか、今までの常識がひっくり返ったとか、何かに目覚めたとか、いろんな表現でそのインパクトの大きさを讃えています。もちろん、私もそれに反対するつもりは毛頭なく、まぎれもなくすぐれた名著だと思いますし、実際に私自身、かなりの影響を受けてきたことは間違いありません。しかし、私はどちらかというと、目からウロコが落ちたというよりは、自然にスムーズに頭の中に入ってきたという感じでした。「衝撃」ではなく「親近感」を感じたのです。多くの方は、もしかしたら急激なパラダイム・チェンジを覚えて、知的興奮と共にこの本を読んだのかもしれません。しかし、私の場合は自分のパラダイムがこの本によって全面的に肯定されたように思いました。ロバート先生によって、それまでの自分のお金に関する考え方は間違ってなかったんだと安心させられ、心がとても慰められたことを覚えています。どうやら、私の頭の中には元から金持ちのマインドが育っていたようです。話は変わって、昨年末、といってもまだ先週のことですが、不動産投資家の友人と一対一で居酒屋ミーティングしました。この人とはいつ話してもなかなか話が尽きないのですが、夕方五時から飲み始めて11時まで一つ所で飲み続けていました。その際に貯金の話になり、私はつい深い考えもなく、『金持ち父さん』を読んで以来、給料日の天引き貯金を欠かしたことが無いという自慢話をしてしまいました。ところが、帰りの電車の中でよくよく考えてみると、天引き貯金のアイデアは必ずしも『金持ち父さん』からではなく、その前に読んでいたもっと別の本から教わったものだったことを思い出しました。お正月に本棚から引っ張り出し、再度読んでみたのはこの本です。明治、大正から昭和の戦前期にかけて活躍した学者に本多静六という人がいました。この人は本業である学問でも立派な業績を残したそうですが、同時に金銭面でも莫大な財産を築いたそうです。そのことを本多博士本人が振り返り、『私の財産告白』という書名で出版したのだそうです。昭和20年代のことでした。現代でこそ『金持ち父さん』以後、金持ち本が多く出版されるようになりましたが、その時代ではまだ、お金のことをオープンに語るような書物はまずなかったそうです。つまり、金持ち本の走りの走りだった訳です。その『私の財産告白』を題材にし、内容のエッセンスに著者自身の解説を加えて著されたのが私が読んだ本です。(原典は古い本ですからなかなか手に入らないかと思います。私がもし古本屋で見つけたら即買いします。)以上、ひとまず本のあらましについて紹介したところですが、詳細は次回につづきます。※ブログを長続きさせるために、毎回少しずつ書くという方針にしました。 なお、必ずしも毎日ではありません・・・・・・、書く時は毎回少しずつという意味ですのでご了承下さい。Mr.X新年なので、蛇足ですがここで一首。今年の目標はブログの継続なので、その意気込みを詠ってみました。年明けて再び開ける書(ふみ)の箱あかないまでにあくまで続けむ