オススメアニメ「刀語」!
●というわけで、今回はオススメアニメ「刀語(かたながたり)」について禁じえず・・・感嘆の言葉を口にするのを禁じ得ない。という出だしでどうでしょうか。こんにちはこんばんは、晝行燈でございます。もともと表題のアニメは気になってはいたのです。3年くらいまえに月一回1話放送(大河アニメとして放送された)してまして、その頃わたくしはとんでもなく忙しく飛び回っていたので、ついぞ見る機会を失っていたんですよね。で、今年の春に再放送されてたらしくてうちの妹(リアルの方)が見逃したから、Blu-rayのボックス借りてきたぞ!って持ってきたのが始まりでした。それが先週の土曜の夜のことで、そのまま一気に見ちゃったんですよ。12話ぶっ通し、12時間。これがすごく出来の良いアニメでして、ここで紹介をしようかなぁと。ストーリーはすごくありがちなのです。かつての戦乱の時代…。伝説の刀鍛冶「四季崎記紀」の作った千本の刀の数こそが、戦局を大きく左右したという。幕府により国が統一されはしたが、幕府は四季崎の刀を恐れ「刀狩」を行い、988本までも収集した。しかし、残り12本こそが、988本を試験台にした完成形変体刀であることが判明する。刀を使わない剣術「虚刀流」の七代目当主である鑢七花は、姉の七実とともに不承島で暮らしていた。しかし、そんな平穏な島に、変体刀の収集を幕府から命じられた奇策士とがめが、幼少時に親を殺害した敵であるはずの虚刀流当主の力を雇うために訪れる。しかし、とがめは敵からの追跡を受けており、とがめの「金や名誉や倒幕などのためでなく、愛のために戦う剣士を雇いたい」との言葉により、完成形変体刀十二本を集める旅に出ることになる。(あらすじWikipediaより)ざっくりいくと、幕府の官僚であるとがめが最強剣術虚刀流当主の鑢七花(やすりしちか)を用心棒(とがめ曰く私の刀)として伴い、伝説の刀である変体刀12本を集めるため日本中を旅する物語です。いわゆるバトルアニメでありがちな設定。使い古された展開なのですが、これ、原作者の西尾維新が上手に料理した物語なのがポイント。言葉遊び、伏線を巧みに使い、ありがちな設定とありがちなパターンを飽きさせず見させてくれます。ここまでで気になった人はこれを見てくださいな。いやぁ、MADとして単純に良い動画だなぁw見終わってから見ると、あぁ・・・あぁ・・・そうだそうだってなるバトル物としてもとても良い作画をしてます。わたしの大好きな4話の予告編を引っ張ってきましょう。バトルの作画はコレが一番よかった。物語の遊びとしてもコレが一番好きだなぁwともかく面白かったんですよね。色々ネタが詰め込まれまくってるんだけで、ギリギリ破綻してないバランス感覚。毎回どの放送をとっても面白いのです。刀やセリフ、キャラ設定どれをとっても西尾節炸裂なのですがw強いてあげるならば、このアニメのポイントは主人公である鑢七花が刀→人間へ成長する場面を1話1話じっくり進めていって、最終話で成長したからこその、刀に戻った時の虚しさ?でしょうかね・・・(ネタバレに近いですなぁ)テンションとしては1話「ほぅほぅ」2話「剣士とは・・・しんみり てかこいつら仲いいなぁw」3話「ふーん、主人公はやっぱり感情的のない刀なのだなぁ・・・」4話「ゴクリ・・・」←巌流島の戦い(笑)5話「おや?」6話「おぉ、まさか七花が・・・成長したなぁ というか、嫌な予感しか・・」7話「うはぁ・・・(゜o゜)」←たぶん、アニメ製作陣が一番力いれた回8話「七花、人間として考える」←かなり好きな話9話「ほのぼの」10話「悩め悩め・・・悩むのが人間の証拠だ」11話「真庭忍軍が棟梁、真庭鳳凰さまが・・・あれ、これバトルすくねぇ」←今更 「あぁ、ついにこの時が・・・」12話「ヽ(`Д´)ノ」と、こんな感じ。見てて毎回おもしろいうえにストーリー展開がしっかりしてるのは、6話まででしっかりと主人公や周辺人物のキャラクターを描いて9,10,11話の「転」と12話の「結」がしっかりしてるからでしょうね。これはアニメスタッフや声優陣が脚本(小説かな)をしっかり理解してるからでしょう。良いアニメです。とがめ達のライバル関係である、否定姫と左右田 右衛門左衛門の関係とか、同じくライバr・・もとい愛すべき噛ませ犬である真庭忍軍など、出てくるキャラたちもとてもいいですね。ストーリーの本筋である歴史トリックにちょっと強引さを感じますが、アニメの作画とスタッフにかなり救われた感があります。話としても西尾維新の中じゃ一番好きだなあ、私は。絵柄や原作者で敬遠してた人も是非チェックしてみてください。見切るまでにスゴイ時間かかるけどねw【送料無料選択可!】刀語 Blu-ray Disc Box [完全生産限定版] [Blu-ray] / アニメ