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カテゴリ:薀蓄―生活っ。
「30元より大切なものが失われてしまった。」
(某紙の見出しより抜粋。 しかしこの見出し、読んで泣くべきか、 はたまた、ありえないと嘆くべきか・・・) 先日、中国某市で 『急患を輸送しにいった救急車が高速料金所で止められ、 「患者が乗っていない救急車に料金を請求すべきかどうか」 について口論、そのため到着が遅れ、患者は・・・』 という記事があった。 それを見た私のボスが一言。 「大都市は海外向けの(保険指定の)病院もあるから比較的安心だけど、 田舎は現金が一番。カード(海外保険)はいまいちなんだわ。」 「何故です?」 「1.地方には保険指定の病院が少ない/無い。 2.あっても中心部であろうから、 災害場所から離れていることが多い。 3.中心部なので、渋滞している可能性がある。 まず、これらの理由から 病院到着までの時間がかかる可能性があるわな。 さらに、上手く指定の病院に辿り着けたとしても、 やれ同意契約だ、サインだ、身元確認だ、保険会社に問合せだ、と これもまた時間のロスになるわけ。 その間、治療を受けていられればいいけど、 場所によってはどうかわからんからな。」 「なるほど・・・しかし、詳しいですねえ。」 「いや、私の友人が地方の工場に出向いたときに怪我してな。 痛がっている本人に向かって治療より先に カード番号確認していたらしいと聞いたんだわ。 と、いっても昔の話で、最近は少なくなっているらしいけどな。 ま、でも、現金が一番、ワシなら真っ先に札を出すな。」 「お金が無い場合はどうするんです?」 「そんときは、ほら、アレや、パスポートでも見せて、 『ワシは日本人で金持っているから早よ治療せいや~』 とか言ったらええねん。 実際、身分証を預ければ、後払いも可能らしいしな。」 「う~ん。」 まあ、これが『正解』であるとはいえないけれど、 スムーズな対応が望めない場合の対策として、考えておくのも一興かと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.06.29 20:26:56
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