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カテゴリ:本
高校生の時、また更に強烈に読書を促される先生に出会います。
私はクラブ活動は「地理歴史研究部」という社会科系のクラブでした。 中学から高校まで6年間一緒でした。 ちなみに前に紹介した「たつみや章」という作家は明治高校の地歴部だったようです。 少し接点があります。 文化系のクラブのくせに主活動の一つにソフトボールがあり、一部の運動部より強かったという最強の?文化系でした。なんとなく「究極超人R」の「光画部」と雰囲気が似ています(笑) 閑話休題 そのクラブの副部長の先生が国語の先生でした(今考えても不思議だが) それで、2年生の初め頃、その先生の授業で「僕らが高校生の頃には1年間で100冊は本を読んだものだ」って言われたんです。 クラブで親しくしている先生にそんな事を言われると、チャレンジ精神がムクムクと湧き上がってきました。 それで、すぐに読書記録ノートを作り、早速読み始めました。 最初は芥川龍之介の読破から入ったと思います。理由は1冊が薄いから(笑) その他、たぶん夏目漱石と遠藤周作の読み残し分は、この時に読んだのでしょう。 2年生の時は頑張って50冊くらい読んだと思います。 しかし3年生の時につまずきます。 夏休みに木曽に行く事になって、島崎藤村の「夜明け前」を読もうと思いました。 これは本じゃあなくてお酒…面白いから貼りました… さて小説の「夜明け前」は妻籠宿の話のあたりは面白く読み進んだのですが、維新の戦争や官軍の話は、初めて知る内容で、とてもわかりづらく、すごく苦労しました。 明治維新の事なんて、ついに学校で習う事はなく、最近の大河ドラマでやっとわかってきたような物です。 まあ、兎も角、なんとか数ヶ月かかって読み、しかし内容は良く覚えていないのですが、これだけの読みにくい大作を読む事が出来たという満足感と自信が出来ましたね。 その後、もっとすごい大作を読む事になりますが、この「夜明け前」を読み切っていなかったら挫折したかもしれません。 今から考えれば、中学高校時代って言うのは、読む本の内容を吸収するのも大事だし、また読む事の練習をする事も大事なのでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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