愛しのにゃんころりんプラスわん

先週保護して一度は我が家の保護部屋に入れたものの、他の保護猫たちと折り合いがつかず、しばらく車の中で過ごしてもらっていたのんちゃん。









これまで何匹かの猫を保護しましたが、ほとんどの猫たちは保護部屋で過ごしながら里親探しをしてきました。

すぐに保護部屋に馴染んでくれる猫も居ましたが、長い時間をかけてやっと保護部屋で過ごせるようになった猫も居ました。

なので、のんちゃんにも時間をかけて馴染んでもらおうと思っていました。

ケージの中で暴れる、夜鳴きをする、威嚇をする、トイレがうまく出来ない、などなど、のんちゃん自身が大変な思いをしなければならないことは保護部屋に入れる前から想定していました。

案の定のんちゃんはケージの中で大暴れをし、大鳴きをし、他の猫を見れば威嚇をしました。

でもその位は想定内だし、少しの間のんちゃんと一緒に頑張ろうと思っていました。

ところが今回、保護部屋の猫たちが大暴れをし始めたのです。

それも狂ったように。

これにはさすがに驚きましたが、これもしばらくすれば収まるだろうと思い、一晩様子を見ていました。

が、大暴れは酷くなる一方で、ケージで大鳴きしているのんちゃんをよそ目に保護猫どうし激しい喧嘩を始めてしまったのです。

首元に噛み付く、恐怖で逃げる猫を追い回してまた首元に噛み付く、噛まれた猫が仕返しをする、ケージの中からその様子を見ているのんちゃんが更に鳴き喚く。。。

保護部屋の猫たちは食欲旺盛でいつもフードやおやつには飛びついてくるのに、美味しいフードやおやつなどで気をそらそうとしても全く効果ありませんでした。

壁に激突し、お水の入ったボールをひっくり返し、暴れまわる猫たち。。。

のんちゃんを再び車の中に避難させることは仕方のない選択でした。

車の中に戻ったのんちゃんはしばらくすると落ち着いたのか、ゆっくり過ごすようになりました。

車の中でのんちゃんと数時間過ごし、のんちゃんが落ち着いたことを見届けてから、再び保護部屋へ戻りました。

保護部屋の猫たちは普段とは少し様子が違って、びくびくと何かを警戒しているようでしたが、こちらもしばらくすると落ち着きを取り戻しました。



のんちゃんを車に移動させた日は土曜日で仕事が休みなので、１日の半分ぐらいをのんちゃんと一緒に車の中で過ごしました。

あと、涼しい日だったので、熱中症の心配もありませんでした。

でも翌日の日曜日は暑い日で、日中は車のエンジンをかけてエアコンをつけなければならず、近隣からエンジンかけっぱなしで苦情が来ないか、古い車なのでエアコンが壊れないか、ひやひやしながら過ごしました。

ただ日曜日も仕事が休みなので、ほとんどの時間をのんちゃんと一緒に過ごすことが出来ました。

そして次の日、また１週間仕事が始まります。

月曜日、この日は朝から雨で割りと涼しく、熱中症に関してはあまり心配はありませんでしたが、通勤で車を運転しなければならず、のんちゃんは車が動くとやっぱり怖いのか、ニャーニャーと鳴いていました。




その夜「明日はまた暑いらしいし、この先どうしよう」と不安になりました。

せめて今が夏じゃなければまだなんとかなったかも知れないけれど、この季節、車の中で猫を保護し続けることには限界がある、もう動物病院に預けるしかないな。。。

里親が見つかるまでどれぐらい時間が掛かるか分からないし相当な出費になってしまうけれど、今更のんちゃんをリリースすることも出来ないし仕方がない、そう思いながら短い眠りにつきました。

翌日、いつも通り朝４時に起きて犬の散歩やお外の猫たちの餌場の片付けをして、のんちゃんの様子を見て、ふと携帯を見たらメールと着信が入っていました。

いつも仲良くさせてもらっている夢子さんからでした。

「のんちゃんはうちで預かるから、いつでもいいから連れてきてね」というメールでした。

もう、張りつめていた気持ちが一気に緩んでいくことを身体中で感じました。

その後、電話で直接夢子さんと電話でお話をして、私は午前中は仕事があったので午後から夢子さんのお家にのんちゃんを連れて行くことになりました。

午前中の仕事の間、のんちゃんは車の中での生活のストレスが最大になったのか、ニャーニャーと鳴き続けていました。




夢子さんのお家には私のところから里子に出した猫たちを含め、すでにたくさんの猫ちゃんたちが暮らしています。



夢空ちゃん（我が家に居たころの仮名は「くるちゃん」）





おじぞうさんみたい^^

うちに来た時はまだ赤ちゃんで猫風邪が酷くて。。。

でも夢子さんの優しさに包まれてこんなに大きくなりました。






夢空ちゃんとポニョちゃん。




先住猫ちゃんたちのことを考えるとのんちゃんを預かってもらうことはとても気が引けましたが、今回は（今回も）夢子さんの優しさに甘えさせていただくことにしました。

夢子さんのお家は猫ちゃんたちに対するタブーが一切ありません。

もちろん外には絶対出さないことは徹底していますが、それ以外はみんな自由です。




のんちゃんはその空気をすぐに察したのか、夢子さんのお家に到着してから割とすぐにリビングの柔らかい場所で寛ぎ始めました。



でもやっぱり猫ちゃんたちにはシャーシャー言ってたな。。。

猫ちゃんたち、ごめんね。。




のんちゃんの仮名は「ミクちゃん」に変わりました！

これからは夢子さんのお家で今までの疲れを癒しながらしばらく様子を見ることになります。





ミクちゃんの里親募集はミクちゃんが落ち着いてから再度検討することになりましたので、里親募集は一旦保留にいたします。

ミクちゃんを保護してからたくさんご心配くださったみなさま、ご心配をおかけして本当にすみませんでした><

そしてありがとうございました。

しばらくの間、温かく見守ってくださると幸いです。





最後にミクちゃんを優しく迎え入れてくださった夢子さん、娘ちゃん、本当に本当にありがとうございました！

昨日は久しぶりにたくさんお話しも出来たしたくさん笑ったし、とても楽しかったです☆




それではまた！！！



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