[療養生活] ブログ村キーワード 昨年末、私たちは大切な仲間を亡くしました
バラ園に暮らしていた黒猫ヒュウマ
優しくて穏やかな性格でした
朝、お当番に行った秘書たちが
隅っこの箱の中、まるで眠るような表情で
冷たくなっているヒュウマを見つけました
とてもつらくて、悲しい記憶…
ヒュウマには、可愛い妹たちがいました
それが、ジジと悟空
あの日、ジジと悟空はとても寂しそうでした
悲しげな表情をしながら、秘書たちに甘えて
ヒュウマがいなくなった不安を訴えているようでした
胸に白く美しいポイントがある
ヒュウマとそっくりのジジ
優しくて穏やかな性格も、ヒュウマとそっくり
ジジと悟空は
大好きだったヒュウマがいなくなった後も
いつも仲良く過ごしていました
少し人見知りするジジですが
実はすごく甘えたさん
お腹が減った時も、撫でてほしい時も
大きくキラキラした印象的なお目々で
ジッと秘書たちを見つめます
控えめに甘える様子まで
ジジは、ヒュウマとそっくりでした
今年に入ってから
ジジには、少し口内炎の症状が見られるようになりました
ご飯を食べない日があったので
缶詰に水分を足して練ってみたり
ペースト状のタイプを探したり
少しでも食べやすそうなものに
お薬を混ぜて、少しずつ食べさせました
そして、徐々に症状は改善され…
その後は、いつもと変わりなく
お当番のYさんや秘書たちに甘えて
おやつをもらったり
好きな缶詰が入ったお皿を手に持って
食べさせてもらったりして
甘えながら過ごしていました
それは、3月に入ってすぐのお当番の日
秘書たちは
箱の中でうずくまるジジを見つけました
最初に声をかけた時
ジジは寝ぼけているのだと思ったそうです
しかし…
ジジが、お顔を上げて
秘書たちを見た瞬間
すぐに気がつきました
キラキラしたお目々は
焦点が定まらない状態で
撫でても反応はなく、抱き上げても抵抗せず…
明らかに、何か悪いことが起こっている
まるでフラッシュバックのように
ヒュウマのことが思い出されて、とても怖くなったそうです
その日
司令塔Aさんと運び屋Tさんは
病院の先生から、ジジの状態を聞いて愕然としました
重度の貧血と低体温
白血球の数値は、800
先生から言われたことは
とにかく出来る限りの治療はするということ…
ただ、治療の途中で何か起こったとしても
おかしくはない状態だということ…
ヒュウマのことが大好きだったYさんは
ジジのことを、ずっと心配していました
ヒュウマが亡くなる前日
最後に会ったのがYさんで…
あの時、もっと何か出来たんじゃないか
何度も考えて
とても悔やんだそうです
今回も、前日のお当番はYさん
もしも、ジジに何かあれば…
秘書たちは、優しいYさんの気持ちを思い
胸が痛みました
どうかジジを守ってください…
ヒュウマに、拓夢に
チョビに、さくらに…
祈り続けました
Yさんは、入院中のジジのお見舞いに行き
いつもジジに、話しかけていたそうです
そしてジジも、Yさんを見ては
甘えて鳴くようになりました
しかし、ジジの貧血は改善されず…
先生からAさんに
輸血についてのお話もありました
ただ…
拒絶反応などのリスクが高いこと
最初の輸血は、効果が期待できると思うが
2度目の輸血では、リスクがより高くなること
ジジの場合、造血機能が回復するかどうかも
厳しい状況だったので
一時的な治療にしかならないということ…
先生からの言葉は、どれを取ってみても
重く悲しいものばかりでした
大きな不安を抱えたまま
ジジは、退院の日を迎えました
そして、そのまま
Aさんのお家、”猫キャバ”での療養生活に入ったのです
今までにもAさんは
何匹もの仲間たちを看病してくれました
拓夢もさくらも…
最期まで一緒にいて、看取ってくれた優しいAさん
その姿をずっと見て来て…
また今、ジジのことを
お願いしていいのだろうか…
Aさんはまた
悲しい役目を負うことになるかもしれない…
そんな悪いことばかりを考えて
すごく悩みました
しかし…
療養生活を始めたジジは
少しずつ食べ物を口にするようになりました
最初は、ミルクや流動食
まるで自分自身の体に
何が必要なのかを理解しているかのように…
流動食を食べなくなった頃
Aさんが猫缶とドライフードを与えてみたところ
今度はそれが必要だとばかりに
ジジは食べ始めたそうです
Aさんから、そんな報告を受けて
奇跡が起ころうとしているのかもしれない…
そう感じました
そして…
何度目かの検査をしたところ…
ジジの白血球の数値は
通常の状態に戻っていました
造血機能が戻るか心配されていた貧血も
驚くほどに改善されていたのです
先生は血液検査の結果を見ながら
Aさんにこう言われたそうです
「この子の生命力は、本当にすごいです」
秘書たちがジジと再会した日…
ジジは、キラキラしたお目々を向けて
秘書たちを見ていました
そこにいたのは
いつもと何も変わらない可愛いジジ
本当に嬉しくて…
言葉にならなかったそうです
Yさんに撫でられて
転がっているジジの姿を見て
秘書たちは
もう大丈夫だと確信したそうです
今、ジジはAさんに見守られながら
毎日、頑張っています
インターフェロンも2週間に1度となりました
かなり体重が減ってしまい
現在は、3kgと少し
この体重を4kgに戻すのがAさんの目標です
ただ、また少し口内炎が再発したために
Aさんは、ジジにお薬を飲ませながら
ペースト状の療養食を食べさせているのですが…
お腹が減ってくると
甘えた声で鳴きながら
ジジは、ご飯を催促するそうです
いつも秘書たちは
悟空に、ジジのことを報告しています
そのたびに悟空は、真剣なお顔をして
秘書たちの話を聞いています
何がジジを救ったのかは、不明ですが…
きっと、ジジを愛する人たちや仲間たちの祈りと
いつも「猫の部屋」をお空から見守ってくれる
優しい4匹が守ってくれたのではないかと思います
「中之島公園の猫たち」nekomat@nifmail.jp
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ご報告が遅くなって、ご心配をおかけしました。
ジジは毎日、すごく頑張っています
実は、大変心苦しいのですが…
ジジの療養食のご支援お願いを開始しました。
もしよろしければ、ご協力をよろしくお願いします
詳しくは物資支援ページをご覧ください。
引き続き、どうか応援していてくださいね
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