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テーマ:和暮らしのあれこれ(235)
カテゴリ:探訪日記
![]() 私も、このところ恒例にしている鴻月の豆板を買うべく出陣。宝船があって、菊五郎格子を着た勢獅子があって、弁天がある…から、そろそろ、いい加減に、お姫様が欲しいところ。 お姫様なら、顔見世の道成寺かお正月の雪姫が、今年的にはちょうどいいんじゃない? でも…羽子板に道成寺は定番だけども、雪姫はレアよね…ないわけじゃないだろうけど、果たして今年の豆板に出てるかどうか。だからこそ、雪姫があればそれで決まりだろうな… と、思っていた通り、雪姫ちゃんには出会えず。定番の道成寺は、道行と金冠と笠があったので、あーでもないこーでもないと見比べて、ようよう笠に決めて買いましたとさ。顔がね、これが一番好きな感じだったから。 それから、門のところでチャリティ羽子板の入札してまして。役者の羽子板がいろいろ。玉三郎が3本か4本出してるなーとか、松緑のは知盛の写真が入って凝ってるなーとか、しばし鑑賞。でも入札はしませんでした。 菊五郎でも出てたら入札したんだけど、菊之助のが1本あっただけだから、なんだかそそられなくて。でも菊ちゃんのは、隣の愛之助のと共に役者らしい(ありがちともいう)毛筆のサインでそれなりに真面目で感じがいいと思いません?私は、そう感じました。サインペンのサインよりいいでしょー(爆) ![]() ![]() 無事に今年の一本を手に入れたら、午後からは新国立でバレエ鑑賞。12月のお約束、くるみ割り人形なり。 日曜だけあって、子供も大人もたくさん。着飾って華やかな感じの客席に、オバサンだって気分が盛り上がってくる。入口にはリース、中にはツリーもあって、時期的な飾り付けとも言えるし演目に合わせたセッティングとも言えて、なんだかとても気分がいいです。やっぱりくるみ割りはクリスマス前に見なくちゃな。うん。 バレエにあまりなじみがない私でも、くるみ割り人形のメロディは覚えてるし、お友達の発表会のようなものを含めて、通しでも複数回見る機会があったから、だいたいのストーリーは覚えてる。登場する人々やモノ?も、それなりに判る。誰が上手なダンサーなのかも、いちおう(笑) でも、代表的な演出のバリエーションなどは全く無知だから、何が出てきても悩んだりはしない… 今日のくるみ割り、のっけから「へー」って思いました。クララが、なんだろ、現代の街の雑踏?の中を通り抜けていく。休憩時間に配布されていたあらすじを読んだら、なるほど、クララは現代の女の子で、イブに街を歩いていてドロッセルマイヤーさんに遭遇し、拉致、じゃなくて、誘拐、じゃなくて、誘われて異次元?異界?に旅しちゃうのか。 あの冒頭のパーティーシーンが、すでにクララの妄想、もとい、夢の世界という設定なのかな、いや、うーん、どうだろう。ま、いいや(爆) 最後にも同じ街の中を通って帰ってくるもんな、クララ。 踊りが上手いとか何とか、そういうことはサッパリ判りませんでしたが、王子と金平糖の精にはものすごく華があって見ていてワクワクしたとか、雪の精の群舞も楽しかったし、いつも大好きなアラビアの踊りも面白かったし、中国もロシアも一瞬で終わったように感じたくらい引き込まれて見ていました。葦の精も。照明の効果も印象的だったなー なんだか、今まで観たのとずいぶん違う演出で、私には凝った作りにも見えました。 ネズミさんだって、いつもは、アタマにはかぶりモノをしていても、カラダは全身タイツでしゅっとしたスタイリッシュなネズミさんという記憶が残っていました。でも今日のネズミさんたちは着包み。ふとっちょで、あれで踊るのって大変だろうなぁ。見てる方は楽しかったけど。 アラビアのへそ出し衣装が大好きなワタクシですが、背景にピラミッドとスフィンクスが出てきたのにはびっくり。え?エジプト?アラビア?え?ええ? いつもする(ような気がしていた)ブリッジはしなかったし、ツタンカーメンみたいな(いや、正直に言うと私にはジャイアントロボに見えました・爆)かぶりモノしてたし。 中国も、なんだかすごくカワユイ衣装で。 いやー、やっぱり、暮れにはくるみ割りですゎ。クリスマスに思い入れはないんだけど、季節感を堪能した気分になるもん。私にとっては忠臣蔵と同じ。 新国立はお安いし、ウチからのアクセスもいいし、バレエもまた見に来たいなってシミジミ思ったくるみ割り人形した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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