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テーマ:ニュース(100209)
カテゴリ:別にきいてくれなくてもいいですが
米原万里さんが卵巣癌で25日にお亡くなりになられたということだ。ショックである。
彼女を初めて知ったのは確かTBSブロードキャスターにコメンテーターとして出演していた時である。あの番組のそれほど熱心なウォッチャーではなかったけれど、低めの素敵な声で切れ味鋭く(ってものすごい陳腐な表現・・・)コメントするエキゾティックな風貌の知的美人だという印象は強く残った。その後彼女のエッセイを手にする機会があり、その視点の鋭さ、本職作家顔負けの文才に参ってしまった。あれだけの能力(第一線の同時通訳者に生まれ変わってなれるものならなってみたい!),精神的な強さがあれば男性に(というか世間に)媚びずに生きていけるのだなぁ…と半ば呆けたような憧れを今でも感じている。おまけに尋常でない愛猫家であるところにも勝手な共感を覚えていた。 そういえば彼女の遺作になってしまった「パンツの面目ふんどしの沽券」は不覚にもまだ読んでいない。今度彼女を偲びながら読んでみることにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.29 23:35:19
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