太陽をしのぐ
日曜日、フリマに行った。遊びに、ではなく、出店。BAMBOOWORKSのお手伝いだ。夏のフリマなんてやったことなくて、うすうす予感はしていたんだけど、暑すぎて、なにもかもだらだら。じっくり物色、なんてことできる思考回路は誰にも残されていなかった。それでもときたまTシャツをのぞいてくれる人がいて、なぜかキッズへの反応が多かった。 ファミリー地区だったので地域性もあるのかな。クワガタTシャツを見て、「カブトムシ、ほらカブトムシ、カブトムシ」とうわごとのようにつぶやき続けるお姉さんとか。やっぱり暑さにやられてたのかも。完全防備でのぞんだのだが、それでも焦げるかと思った。救いだったのは、風。海のそばの会場だったので、終始海風が吹き抜ける。風に乗った雲が来ては行き、来ては行き、太陽をしばらく覆い隠してくれる。太陽をしのぐ。そう、もはや暑さではなく、太陽そのものをしのがねばならないほど。暑いというよりも痛い。露出した手の甲がジリジリしてくる。昔はこんなに暑かったっけ。風がやみ、雲が流れず、雨も降らなくなってしまったら、灼熱の太陽はもはや脅威でしかない。そしたら外出には宇宙服みたいなのが必要で、真夏にTシャツ自慢もできなくなっちゃうよねぇ。