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第16回おきなわ文学賞の受賞作品が決定しました。
おめでたい。 今年は、与那覇幹夫さんや、久貝清次さん、沖縄を代表する詩人が亡くなり、寂しい気持ちで。 先輩とか、大きな存在って、暑苦しい時もあるけど、居なくなると途端に寂しくなります。 特に、沖縄の宮古出身のお二人は、お会いすると自分の詩に対する姿勢を熱く語り、表現され、強く批判をされる。 その存在に、平成生まれの私はいつも、どうしていいのか分からず、オタオタと愛想笑いしか出来ませんでした。 お酒を飲むと、さらに熱くなる存在に、どうしていいのか分からず困ってしかいませんでしたが、 祖父母が宮古出身と伝えると、温かい仲間意識を持って、私にも接して下さいました。 家に帰ると、ひっそりと、与那覇幹夫さんの「ワイドー沖縄」を読んだりして。久貝さんの「おかあさん」も読んで。 その時の衝撃は今でも覚えています。 大きな存在が失われる中で、このような賞を通して、新たに沖縄を代表する詩人が出てくることを、より強く願ってしまします。 今回一席になった作品は、もう一人の選考委員の高良さんと私、どちらも良いと思った作品でした。 今回、おきなわ文学賞、びぶりお文学賞、名桜文学賞の選考をさせて頂いて思うのは、選考委員同士で選んだ作品が重なることが多い。 わかりにくく、難解な詩でも、わかりやすい作品でも、「良いな!」と印象に残る作品のほとんどは、誰にとっても印象に残る作品で、 一席に押したい作品がかぶらなくても、だいたいベスト5をつのれば、選考委員同志で重なることが多い。 だからといって、誰にとっても良い作品を作ろうとする事が良いのではなく。 必死に描いてみると、結果的にみんなが良い作品だと感じるのではないかと…。 思うこの頃。 写真は、部屋に落ちていた猫のひげ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.12.03 07:56:35
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