さて、外食メニューの味の良さを決める、スープやソース、スパイス等調味料の調合についてですが、本来なら、歴代の料理人が、弟子入りしてから長年の修業と研究の苦労の日々を重ね、ある時は全国各地の名店を渡り歩いて、秘伝の味を築き上げたものでした。
でも、インターネットの時代になると、外食産業が全国各地の有名店や一流の店について各方面のWEBサイトから情報調査収集でき、さらにパソコンを利用して、いろいろなソフトにより情報の分析や集計、シミュレーション等を行って、少ないコストで短期間のうちに、外食産業オリジナルの「有名店」「一流」クラスの味を作り出すことができます。
そこで、その外食産業がたとえ全国何百もの支店があっても、全国に何ヶ所かの工場で、その「有名店」「一流」クラスの味を大量生産して、容易に各支店に運ぶことができます。
また、本社から各支店に、初心者でも簡単に調理できるよう調理法等のマニュアルを送ります。全国の支店へのネットワークやシステム構築されていれば、たとえ新メニューであっても、全国一斉に、調理法等のマニュアルを社内WEBサイトにより告知又はメール送信できます。
食材と調味料が「有名店」「一流」なものが揃えば、支店の従業員の仕事は、本社作成のマニュアルに従って調理するだけで良いので、別に過去熟練のプロの実務経験者である正社員でなくても、時間給のバイトにより、激安で美味しい味を提供できるワケです。
外食産業やコンビニ・小売業等では、既に本社の管理職等スタッフ、支店の支店長以外は、ほとんど非正社員化しているのです。
さらに、総務・会計経理・給与計算等の事務も正社員から、契約社員か派遣労働者に任せる又は外部アウトソーシング民間委託して、大幅に経費削減しています。
正社員として雇用されるだけでも、幸福と言える時代に移行しつつあるのです。