|
カテゴリ:社労士とニート・引きこもり
職業選択するにあたって、必ずしも、自分の先入観や固定概念、又はマスコミ報道や業者の宣伝を鵜呑みにして、選択することが正しいとは限らないことです。
地元県社会保険労務士会退会の理由は、社会保険労務士として、将来バラ色のホワイトカラーの理想像を、定職に就けずに、 想像上の労働の世界しか知らないで、ドンキホーテみたいに夢見続けるよりは、 つまり、「社会保険」付きの「労務者」として、現実に長い間働き続けることを選択したからです。 「人間万事塞翁が馬」との言い伝えがありますが、人生何が幸福で何が不幸に展開するのか予測するのが難しいです。 そもそも、その社会保険労務士の世界に会員登録する者は、前職が官公庁や大企業のホワイトカラーが多くて、束縛された人生から解放されたく、華やかな自由に働ける生き方を期待して入会した人々が多いようです。 私も、その1人でしたが、期待に反して、上下関係が厳しい封建的な世界で、やりたい仕事は何もできず、この世界に失望して、今回退会しました。 一方、世間では、俗に言うブルーカラーつまり肉体労働系の「労務者」の世界は、よく3k(きつい、汚い、暗い又は危険)と暗黒な労働環境に言われます。 だから、大学法学部卒・元地方公務員、そして国家資格社会保険労務士の3つを持っている者としては、長期間安定した収入を得るため、苦渋の決断として、深夜勤務の宅配便の区分け作業と、肉体労働の「労務者」の世界を選択したのです。 でも、世の中のイメージとは違い、ましてや社会保険労務士の業界とは180度正反対で、今勤務している宅配便の事業所は、近代的な清潔な労働環境であり、20歳代から60歳代 まで、年齢・性別関係なく、忙しい時は、全員協力し合って働く、わからない時は先輩社員が親切に教えてもらえる、みんなで冗談言い合える楽しい職場です。 世の中何が幸福に結びつくのか、わからないもので、自分のイメージだけで人生を選択してはならないと社会勉強になりました。 本来、各都道府県の社労士会は、開業社労士なら、各人が「○○社会保険労務士事務所」の事業主が寄り集まっているハズです。 デモ、実際は、先輩会員⇔後輩会員は、体育会系の先輩後輩、会社なら上司⇔部下、もっと露骨に言えば親分⇔子分の封建的体質です。 社労士会に入会したての新人だから、これからどうしても、社労士会の総会をはじめ、支部例会や研修会に出席されたい方に提言します! 総会・支部例会・研修会等には、例えば午後2時開会と案内があるなら、出来るだけ時間ギリギリに会場に現われることをオススメします。 なぜなら、新人だからと先輩会員に自分を売り込もうと、30分~1時間位早く会場に現われると、 いきなり初対面なのに「君、もし良ければ受付(又は会場・駐車場整理)、司会進行やってくれないかな?」 「これも、これから社会保険労務士の世界で生きていくための、社会勉強だよ!」 と雑用や下働きを頼まれるから要注意。 総会・支部例会や研修会と言っても、予算決算・事業の報告、社会保険等の法改正情等報の資料を、タダ棒読みで説明するのを聞くだけだから、 それなら、官公庁に立ち寄ってパンフレット等を集めるか、厚生労働省等官公庁又は有名社会保険労務士法人等のホームページからダウンロードするなどして、独自で情報収集すれば、良いだけのことであり、 高額な参加料と交通費のワリには、自分の仕事や顧問開拓には、直接役に立たないのに、 無理して出席してもイヤな思いするだけです。 地元社労士会の総会・支部例会・研修会等内部の仕事に関わって、失望したのは、 昔ながらの封建制度みたいな体質が、根強く残っていることです。 言わば、昔の商人の弟子入りみたいに、例えば料理人の世界なら、最初何年間は丁稚奉公で、掃除・皿洗いなど 雑用ばかりさせられて本格的な仕事は教えてもらえず、 何年か経過して、やっと包丁さばきを教えてもらえるというような感じです。 例えば、私が臨時や短期の仕事ばかりで労働相談員をやらせてもらえないと不満を口にしたら、先輩会員から、 「この業界に入って、新入りなら何も出来ネエだろうが!当たり前だろ!」と一喝されました。 雑用下働きばかりさせられると言ったら「みんな最初は雑用や下働きから始まった、 そして徐々に責任ある仕事を任せられるように成長して行ったんだ、上の人は、 それだけ責任の高い価値のある仕事しているから報酬が高い、そりゃ当たり前だろ。」 だから、新人会員としては、この場を借りて会場受付・写真撮影・会場整理など下働きをして、 ベテラン社労士会会員のために奉仕したつもりでも、向こうはそれが当たり前としか思っていません。 その時「ありがとう」の返事だけで、その後は知らぬフリです。 だから、自分の仕事顧問開拓等には全然役に立ちません。 そこで、わざわざ社労士会主催の行事に参加して、イヤな思いして、自分には何の見返りもない思いするよりは、 社労士会主催の行事案内は一切無視して、社労士会から郵便物が送られてきたら、読まずにそのまんまゴミ箱に捨てて、 独自の社労士として、仕事顧問開拓の道を歩まれることをオススメします。 全国社会保険労務士会連合会 http://www.shakaihokenroumushi.jp/ 地元社会保険労務士会 http://www.sr-kumamoto.or.jp/ 参考までに、昨年6月「社会保険労務士事務指定講習修了証」と、ついでに翌日の地元社会保険労務士会の倫理研修案内の文書まで破ったら、まるで呪いから解放されたかのように、それまでどんなに就職活動しても全然就職できなかったのがウソのように、あっさりと簡単に就職出来ました。 その後、もうホワイトカラーの職場に戻れないと、自分でも理解できました。 国家資格「社会保険労務士」に合格して、全国社会保険労務士会連合会主催の事務指定講習修了後、 社会保険労務士会に開業会員として会員登録後、 社会保険労務士会として活躍する明るく輝かしい未来像を描いていましたが、 就職・転職活動に、約50回も官公庁や会社に、履歴書送って、 その過半数は書類審査だけで返送され、結局就職・転職、全部失敗しました。 約5年間開業社会保険労務士として、顧問開拓に努力しましたが、 結局顧問先ゼロ、つまり本物の実務経験ゼロも者に、 世の中のどこも誰も、仕事を任せないという厳しい現実を認識しました。 大学法学部卒業して、地方公務員上級職事務職としては、再度リベンジの意味で、 ホワイトカラーの職場への近道として、国家資格「社会保険労務士」を取得して、 最大限努力しましたが、その夢と希望は叶いませんでした。 つまり、自分の人生において、もう二度とホワイトカラーのデスクワークとして、 背広姿で仕事することはないのです。 資格予備校や社労士会などの資格商法業者の主張のように、 冷房完備の事務室において、椅子に座って、机の上でチョコチョコと作業して、 ペラペラ喋るだけで高収入なんて、話がウマ過ぎます。 そんな、汗かかずして楽に稼げるワケないです。 人間たる者は、体を動かして額に汗して働くのが本来の姿であります。 そこで、ホワイトカラー人生への別れという意味で、過去のプライドを断ち切るつもりで、 社会保険労務士の「合格証書」も、破りました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.06.19 17:29:41
[社労士とニート・引きこもり] カテゴリの最新記事
|