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カテゴリ:社労士とニート・引きこもり
今開業会員でベテラン社会保険労務士のほとんどが、
裸一貫の状態で社会保険労務士業界に飛び込んで、 毎日営業して顧問開拓を行って、大型事務所まで築き上げている人々です。 でも、インターネットの時代、ネットの分野に知識や人脈がある人は別として、 そんなアメリカンドリームみたいなサクセスストーリーを築き上げるのは、非常に困難です。 現在地元社労士会では、ADR機関やSR労働事務組合の設置、そして労働局等官公庁が、 特定社会保険労務士を積極的に活用とする動きがあるから、 社労士会会員は、出来るだけ全員、 特定社会保険労務士試験を受験して合格・登録するよう推奨しています。 そして、年金相談センターを、 各都道府県年金事務局から各都道府県社労士会に一括委託するから、 社労士会員の仕事が増えると主張しています。 でも、新人会員は、実務経験が浅いのに特定社会保険労務士試験に合格登録をしても、 労働相談豊富なベテラン会員に、長期の仕事を取られてしまいます。 それに事務指定講習して会員登録した者は、大部分がニート・引きこもり・フリーターなので、 人間関係のトラブルを恐れて、周辺の者が重要な仕事を任せたがりません。 だから、仮に特定社会保険労務士試験受験しても、 特別研修85000円+受験勉強のためのテキスト代研修会受講等+ 特別研修10日位の他県への宿泊等旅費+合格登録料他諸経費=推定20万円位投資して、 特定社会保険労務士合格して登録したとしても、 投資した分を上回る、実務上のメリットがあるかは疑問です。 (例えば情報処理技術者試験は、受験料5278円と格安なのに) 社労士会員時代、地元社労士会主催の研修会がありました。 テーマは「労使紛争解決方法について」、労使紛争業界では超有名人を講師に招いて、 2日間開催されました。 受講料は、ナンと18000円、さらに講師の著書2冊7000円購入が条件で、実質合計25000円の高額です。 実際、社労士会員時代の地元社労士会主催研修会にてセミナー講師が 「労使紛争解決手続代理の業務をしたことがある会員さん、いますか?」 と質問したら、当日参加者80人中わずか2人です。 なぜなら、特定社会保険労務士は、紛争が目的の価額が60万円以下のみ単独業務可能で、 (労働局での紛争など一部例外はありますが) 紛争期日外の交渉活動が一部制限されているので、 会員の既存顧問先が偶然労使紛争解決依頼するのを待つしかありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.06.26 13:25:59
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