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カテゴリ:息子・自閉症
9月7日はウチのかわいい、かわいい一人息子、ロンロンの誕生日だ。
早いものでもう8歳になる。 思い起こせば息子との道のりは決して平坦なものではなかったなあ。 彼が二歳になってしばらくしたあと、元亭主との別居。 二歳半で自閉症との診断。 四歳で現在の居住地L.A.へ。 L.A.に引っ越す前のサンディエゴでの生活は、決して楽ではなかったけれど、ビッグシスター、コニー一家がいつもそばにいてくれたから、気分的には楽だった。 だけどL.A.に引っ越してからと言うもの、母親であるワタシは実はめちゃくちゃ精神的に追いつめられっぱなしだった。 仕事の話しをもらってL.A.にきたのはよかったけれども、親しい友人もおらず、また、決して人なつこい性格とは言えない自分なので、新しい友人も中々できなかった。そしていつしか、なれない環境とプレッシャーで自滅し、「いい訳ばかりしている」というレッテルまで貼られ、最初の仕事は数ヶ月でやめることに。 それでもなんとか喰って行かなくちゃ行けなかったから、どうにか仕事を探し、食いつなぐことには成功した。 だけど、そのあとも心と身体のバランスが崩れることがたびたび起こり、鬱気味の生活を送ったり、インフルエンザから肝炎を併発したり、もうほんと、めちゃくちゃだった。 絶対、ロンにはいい影響を与えてないな、とはわかっていたけど、心のバランスを平常に持って行くのは思った以上に難しいことだった。子供を一人抱えて生きることが不安で不安で、常に誰かにすがろうとしていた。 ロンロンの前で、怒鳴ったり、泣いたりしたことも一度や二度じゃない。ごめんなさい、子供の前でいつも凛とできるほど、ワタシはできた母親ではありませんでした。ほんと、最低です。嫌われても仕方ないです。 いったいワタシは、どれだけ、彼の心を傷つけただろう。 自分の心を言葉で伝えることがとても苦手な自閉症の息子は、きっとたくさん、心の中で自分の母親を理解できずに、世界で一番孤独な思いをしてきたんだとおもう。 ワタシは自分が親や兄弟との関係をうまく築けずにいたから、早く自分だけの「家族が欲しい」と友人にこぼしていた。支え合って生きて行ける、旦那と一緒に、大きな家族を築きたい、と。 だけど、それはロンに対して、どれだけひどい言葉だったんだろうか。 ワタシには、家族がいるのに。 ロンロンという、かけがえのない家族がそこにいてくれてたのに。 自分の孤独にとらわれて、彼の孤独に心を配ることを怠っていたなんて。 今頃になって、ようやくそのことに気がつきました。8年、かかったんだね。 本当にごめんな、ロンロンよ。 きっとロンの心に、ワタシはキズをおわせてしまったと思う。どれだけ謝っても、足りないよね。 でも、本当にごめん。 これからは、もう少しいい母親になりたい。 いつかあなたに、生まれてきてよかったな、って思ってもらいたい。 たくさん、二人で経験して行こうなー。 色々なところに、でかけてみようなー。 おいしいもの、たくさん食べようなー。 Ron, thank you for coming into my life. love you a lot!! Mommy :) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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