|
カテゴリ:毎日日記
先日兵庫のたつの市へ行ってきました!
室津の牡蠣が有名で美味しい時季でした。 室津の港には、浄土宗の宗祖法然上人が、 後鳥羽上皇から島流しの罰を受けてしまった時に立ち寄ったところです。 そこに今、この浄運寺というお寺が立っています。 四十八巻傳にも出てくる、 遊女への念仏弘通のエピソード。 その遊女は 友君 という名前だったとは初めて知りました。 この遊女は、かの法然上人が来られているなら!と、救いを求めて、船に乗って、この室の泊までやってきました。 そして尋ねます。 「私が遊女をしているのは、どのような罪があるのでしょう?どうすれば後世が助かるでしょうか?」と。 すると上人はこうおっしゃいました。 「げにもさやうにて世をわたり給らん、罪障まことにかろからざれば、報酬またはかりがたし、もしかからずして、世をわてり給ぬべきはかりごとあらば、すみやかにそのわざをすて給べし。もし余のはかりごともなく、又身命をかへりみざるほどの道心いまだおこりたまはずは、ただ、そのままにて、もはら念仏すべし。弥陀如来はさやうなる罪人のためにこそ、弘誓をたてたまへる事にて侍れ。ただ、ふかく本願をたのみて、あへて卑下する事なかれ。本願をたのみて念仏せば、往生うたがひあるまじき」(転職するすべもないなら、いまのままで、専らに南無阿弥陀仏と念仏すべし。 アミダさまはそのような方のためにこそ念仏を弘めています。 ただ、深く阿弥陀仏の本願を信じ頼んで、自分を卑下する必要はないですよ。 本願を信じ頼んで念仏申せば、極楽往生は疑いなしです!) との お言葉を聴いて、その後、友君は念仏往生を遂げることができました。 そのゆかりのお寺が浄運寺でした。 すぐ近くに 貝掘の井戸というところがありました! この近くに、加茂神社があり、京都の上賀茂神社と同じ 別雷神(わけいかずちのかみ)が祀られていました。 やはり、ここにも法然上人を庇護していた加茂一族の流れでした。 だからこそ、上人は室津へ来られていたのだとわかりました。 この後、 北へ上がり、龍野城跡へ足をのばしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.02.12 16:42:34
コメント(0) | コメントを書く
[毎日日記] カテゴリの最新記事
|