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カテゴリ:毎日日記
先日教区の勉強会で、大阪のA先生の講義でした。
お忙しい先生ですが、なんでも答えてくださり、わからないことは「わからない」と答えて、一緒に悩んでくださいます。 A先生は、法然上人の研究をしてこられました。 だから、凡入報土の教え、 西方極楽浄土に我々凡夫が往生するには、 法然上人の提示なさる条件は、 ・専修念仏 ・三心具足 の二つ! だと。 我々は、一生懸命、がんばって、お念仏を称えなければいけない! と。 そうおっしゃる先生は、 「お葬式しても、その故人が極楽へ往生したかは、わかりません。」 「私たちが極楽へ往生するかは、わかりません。」 と、言い切っておられらました。 数年前にも、大きな会場で、同じ発言をされてました。 僕は往時、手を上げて先生に言いました。 「先生! 先生が往生しないか わからない なんて言って、法事してたら詐欺ですよ!」 ・・・・ その時も、コメントはしておられましたが、納得はできませんでした・・・ 今回は、先生のその意図(苦悩)が観えた気がしました。 「往生したか わかるのは、阿弥陀様と本人だけ」 「本当に、極楽へ往生できたかどうかは、正直わかりません。 一所懸命にお念仏称えている人が亡くなったのなら、可能性は大でしょう。 でも、私自身も、もしかしたら、往生はできないかもしれない・・・」 と。 だから、 ひたすらに(一向に)念仏するしかないんですね。 というのが、結論でした。 でも、先生は 「生前、念仏も称えていない人のお葬式をして、回向したら、 『大丈夫です! 極楽へ往生されていますよ!』 とは、言えない。」 とおっしゃいました。 終わってから、控え室で質問し、お話を聞けました。 念仏もせずに、大丈夫!安心してください! とは、法然上人のことを研究した者としては、 そうは言えない。 今は、〈安心〉を安売りしている 回向したら大丈夫ですよ、安心してください。 と、簡単に安心させすぎて、 在家の方もみんな、阿弥陀様は簡単に救ってくださると思いすぎて 念仏をなさらない のが現状・・・ 本当は、教え的には、そんな甘いものではない。 もっと、昔の人は、救われたくて、一所懸命にお念仏された・・・ この、現在の風潮と、法然上人の教えを 先生なりに、自問自答していくと、 簡単に 「往生されてますよ」 とは言えない。 「わからないからこそ、 お念仏しましょう。」 というところで、現在は、葛藤を持ちならが、 宗教活動している。 ということでした。 今回、先生の真意がわかったことと、 安心 を安売りしてはいけないことにも、気づかされました。 この私が、極楽浄土へ往生するためにも、お念仏を称えましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.03.07 22:14:22
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