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カテゴリ:毎日日記
先日同年代のお父様のお葬式を勤めさせてもらった。 導師をするときに一番大事なつとめは 故人に【引導】をわたすことです。 「この世に未練を残さずに、どうぞあの世へ逝ってください! どうぞ極楽浄土へ往生してください!」 と言い渡すことが最大の勤めです。 その偈文を作り書いて読む方もあります。 僕は、はじめに教わった先輩に習い、 偈文を暗記するようにしています。 そして できるだけ語りかけるように… それを意識して、今回も勤めさせていただきました。 今日、 二七日の中陰のお勤めで、お家へお参りに行きました。 御経をあげて、ご家族と話をしました。 十八歳の息子さんに、 「何か式で疑問におもったことあった?」 と尋ねると 道師がかぶる水冠が、初めて見るもので、興味を持ちました!と。 ちなみに調べてみると『浄土宗大辞典』には 正面の布の折り目が水の字に似ているので水冠と名付けられたともいう。また廬山慧遠が雨請いのときに用いたので水冠と呼ぶという説もある。 とあった。 そして故人の娘さんに話を聞いてみると、 ご主人は神主さんをしているとのこと。 ご主人と話をしていたらしい。 仏式のお葬式は、神道とは全く違い、新鮮であったと。 そして、導師の僕の姿勢を見てくださり 「今回のお葬式は、自分の取り組み方を見直すきっかけになった」と。 主人もいい意味で影響もらったみたいです。 と、言ってださった。 同じ宗教者として、何処かに感銘を受けてくださり、影響があったなら、 こんな嬉しいことはない! なかなか、住職までそのような声は届かないが、 今回聞けて嬉しくなった。 目の前の為すべきことに、しっかり向き合うことの大切さを改めて感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.09.21 16:38:59
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